木枯らし。
里山の落葉樹は「木枯らし」に葉を落としても、
樹木が枯れるわけではない。
草は「草枯れ」すれば、
地上に見えるものは消えて、土に戻る。
♪ うさぎ追いし かの山
♪ こぶな釣りし この川
芝刈りに入ったヤマ、
魚釣りに 遊んだため池、
小鳥捕まえに 遊んだ沢へ、
久しぶりに 出かけた。
尾張富士に連なる里山。
ヤマのクヌギの紅葉。
平地は一面に見事に「草枯れ」。
中池のため池あたり、愛知用水の開水路を覗き込む。

昭和22年(1947年)世の中 ヒモジイこの年、大干ばつだった。
日照りで米が あまりとれなかった。
知多半島の田んぼは とくに全滅に近かったそうな。
「木曽川の水を引けたらなぁ」という声があがった。
これが愛知用水を造ろうという壮大な運動の引き金だったとは、
あとで知った。
昭和34年(1959年)9月の伊勢湾台風。
翌々年の 昭和36年(1961年)9月30日、
完成した愛知用水に 取水、通水した。
確か、その年の夏、10円の記念切手も発行された。
「田んぼに水を」の象徴で 稲穂の図柄と思いきや、
水道の蛇口と、歯車、碍子か何かの図柄で あてがはずれた。
毎秒30㎥の水を100㎞先まで送る、と記憶してたが、
農閑期なのか、不況なのか、省水資源なのか、
見たところ おとなしい水流、おそらくその半分くらいかな・・。
残念ながら 魚が泳ぐ姿は 見られないが、
すくって飲んでみたくなるような きれいな水だった。
