第53回プリマーテス研究会のシンポジウム形式の、
霊長類および関連分野研究者の学会に、一般参加させてもらった。
この研究会は、
霊長類研究に限らず視野視点を拡げ、
自然保護活動を地域的視点から全世界的視点に、
地球上の生物多様性保全の啓蒙活動にも 取り組んでいる。
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多彩な講師陣。 中でも、国立社会保障・人口問題研究所の、
金子隆一氏の人口動向、構造転換と自然環境への関わり方についてのデータ解析、問題提起には、強い衝撃を受けた。
【写真】第53回プリマーテス研究会 会場スナップ。
発表者:金子隆一氏(国立社会保障・人口問題研究所)
「日本人口の転換と自然環境」日本の人口推移。
発表者の貴重なオリジナル図表とその解析に魅せられた。
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日本の人口が 1955年の8928万人が、
50年後の2005年に1億2777万人(143%)のピークへ。
その後減少し、2055年に8993万人(70%)という。
(ある統計予測の中位値によれば)。
若年人口割合が 押し上げ、 高齢者割合のふくらみを残す。
働き盛りの3800万人前後が 50年間で増え続け、
転換後 50年間で減り続ける!
人類歴史上、前例の無い100年という短い期間で、
膨張し、収縮する日本の軌跡と今後の軌道。
(イタリアも似ているらしいが)。
日本から ざっと5~10年遅れで韓国が、20~30年遅れで中国が、25~35年遅れでインドがたどる推移カーブに思われる。
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健康な高齢者が、社会的にあるいは家族の意思決定者として、長期間 そこに着座し続ける。
子世代、孫世代が 社会・経済・家族の主役に就くのは いつ(何歳ごろ)なのか・・。
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