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5月12日 歌謡ショー

5月12日 歌謡ショー

パーマリンク 2013/05/15 15:40:17 著者: y-ishida2 メール

私の友人に飛騨市の市会議員野村勝憲さんがいる。彼の父親は古川町時代の町長であったが、長く名古屋の広告業界で働き、今故郷に帰り市会議員だ。強い郷土愛を持ちつつ大都会の多様な文化性も兼ね備えた才能がある。その野村さんが応援する、向林利明という飛騨市生まれの歌手の新曲発表ディナーショーに招待してくれた。
大工の棟梁からプロ歌手になり、私の好きだった歌手竜鉄也に師事したというベタベタの土着型演歌歌手だ。野村さんが、東京の作詞家やプロダクションと結びつけ今日の新曲発表に至ったのだ。
飛騨一円の名士、ファンが会場に満ち、黄色ではなかったが声援が飛び、おひねりや花束や祝儀袋や握手で盛り上がった。歌も飛騨の匠や飛騨牛やお越し太鼓や男の生き方や人情や飛騨と故郷と演歌世界で満載だった。私の観察では、参加者の平均年齢は60歳以上ではなかろうか。しかし、抑制の効いた活力と喜びと興奮が会場を支配した。私は、隣席の作詞家先生達に「最近の若い人の歌はとんとわからないですナ」と投げかけてみた。「あれは雑音です」という答えが返ってきた。昔、古賀政男が「歌というのは、歌詞が姉で、曲が妹だ!」と言っていたのを思い出した。言葉の力が大切だということだと思う。向林利明の歌には飛騨の土地を表現する言葉に思い入れがあり、いい歌手だと感じた。
今日のディナーショーを私の職業用語で表現するならば「地域主権」のモデルであった。故郷と人生、美しい日本の言葉と旋律の世界。飛騨の文化を通してみる、日本の風土があった。
歌という、市民が楽しく参加できる手法を使ってこれだけのまちづくりをした野村さんの手腕に敬服だ。

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