何年ぶりかで、JR駅前一等地にある「洋食家」へ。
外壁こそ柔和な土色に塗り替えられていたが、
店の外観も、ドアの取っ手も昔のまま。
床 壁 天井、テーブル 椅子、出窓の棚 ・・
みんなそのまんま。
ほーっとした。
トイレもレジ周りも、こぎれいにクリンリネスはばっちり。
ランチメニューは ハンバーグをベースに7品目だけ。
食材はベーシックなもの。奇抜さはない。
ライスが 抜群に”うまい”! 味噌汁がつく。
そっけなくて、ボリュームも少なめ。
がっつり食べたい向きには ちょっと少ない。
そこは大盛り、お代わりのメニューあり。
食後の飲み物は単品の半額で プラスワンのサービス。
弁当・給食の単価には叶わないが、店構え・グレードのランチレストランにはない気安さ・心安さが 心地よい。
1925年創業。三代目さんもだいぶ歳とってきてるなあ。
子たちは巣立ち、当代限りですワ、と主人が笑う。
早朝の”朝めし屋”も、モーニングコーヒーも、
夜の”駅前の一杯呑み屋”も もう止めました、と。
ランチタイム4時間だけの 家庭料理屋で、
”ご恩返し”させてもらってます、と。
居心地のよさと、懐かしさで ゆっくりめの昼ごはんだった。