企業広告に「安心・安全をお届けします」とあった。
選挙公約に「安心・安全なまちを実現します」というのも。
「安心を届ける」「安心なまちづくり」って どうやって・・?
辞書的には、
「安心とは、心配が無くなって 心が安らかなさま。不安が無いさま」
「安全とは、危なくないさま。無事。」
仏教の教えでは、「安心(あんじん)とは、信仰によって 心を定め、心が動かないこと。阿弥陀仏の救いを信じ、極楽浄土に至ることを願う心」と説く。
「安全」とは、仕掛けや仕組みを整え、維持しつづけることで、危険がないか、少ないことを認証できるモノ。
殺菌処理済みで、危害を及ぼす細菌は無いです、というように、他者が自分に向かって「危なくないですよ」とは 言える。
でも「安心」してください、「安心ですよ」と押し付けられても、自分が納得できなければ”安心できない”ということもありうる。個人差があるもの。
安心をお届けします、と言い切るよりも、「安心していただける状況・状態、仕掛け・仕組みを お届けします」と言ってくれれば・・。
そういえば、警察の広報紙では、
「安心して暮らせるように、安全なまちの確立につとめます」という。
安全な仕掛け・仕組みをつくり、順調な運用で、心安らかに暮らしていただけるように つとめます」と伝わってくる。
* 年の瀬を 安全に。 警察では、警戒活動をいっそう強化します。
* 12.1.~12.20.「年末の”安全な”まちづくり県民運動」が行われます・・。