住宅産業界の沈没消失が、なぜ全産業でここまで、
世界中の金融、経済の沈没消失に直結したのか。
巨額のスポンサー料・広告費のクライアント。
その顔色をうかがうマスメディアは、
深淵に踏み込まず、知っても言わず。
受信料・購読料・検索接続料を払ってくれる大衆が、
気づくのをおそれている。
気づかないように、画面・紙面は舞台替えに狂奔する。
「金融工学商品」「利回りのよい金融新商品」は、
あらゆる金融債権に拡がっていた。
銀行の不良債権、自動車版サブプライムローン、高額家電ローンから、
産業用機器・耐久消費財リース債権、知的財産権信託債権に至るまで。
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“住宅”サブプライムローンの破たんが爆発した9月。
その一ヵ月後には “自動車”GMが破たんしはじめた。
そのとき、アメリカGM社の自動車新車販売台数競争の勝者は、
金融子会社GMACを使った、
“自動車版サブプライムローン”の仕掛け人で、
「自作自演のバブルの王様」の、自業自得の自爆・連鎖だった。
これを教えてくれる、マスメディアがいなかったことを恨むより、
「なぜ、アメリカでは、2年ごとに新車に買い換えるのか?
なぜ、格差の社会で、
分譲住宅、大型クルマ、大型家電の暮らしが普及するのか? 」、
疑問に思ったときに、よく考えなかった自分が 哀しい・・。