越後、佐渡、会津、米沢、庄内などで、
“北辰”“北斗”を屋号、社名に冠するものを多く見る。
いま、人気上昇中のNHK大河ドラマ「天地人」。
上杉景勝と 直江兼続ら家臣団。
運命の星:「天空の王・北極星(北辰)」と「それを守る北斗七星」
終生、ゆるぎのない主従の絆を貫いていく・・。
乱世の中、同じように民を国の宝とする統治・為政においても、
「正義」と「仁愛」に裏打ちされた主従の道は、
「風林火山」の持ち寄り家臣団の絆とは、趣きがちがう。
1600年、会津討伐進軍中の家康は、三成挙兵の報に反転撤退する。
「退却する敵に背後から追い討ちをかけること、それは上杉の義ではない。利しか眼中にない、卑しい野心家のすることだ」と、
上杉景勝軍は追撃を抑止して会津へ戻る。
直江兼続軍は最上、山形と退却戦をくぐり米沢へ帰着し、
治山治水開墾殖産と、安全安心安定の国づくりに励む。
『生き残ること。民も家臣も皆が生き抜くこと。
生きて為政者としてできることを精一杯行ない、
安らかに人びとが暮らせる世の中をつくること。』
景勝・兼続の心はぶれることなく、新しい戦いの道を選び、挑戦していく。