アーカイブ: 2009年2月21日

“ほんまもんの味”しか出さない。

パーマリンク 2009/02/21 05:58:55 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 漁師町に生まれ、仲買い、鮮魚店、大衆食堂・レストラン、旅館へと、
 「お客さまとふれ合う商売」を拡げ、生涯現役を貫いた大女将がいた。

 どでかい飛行場ができると聞いて、
「うちの海のおいしさ」を世界中の人に食べさせたい一念で、
 空港ビルの中にまで食堂を構えてしまった。
 “うちの者(従業員)なら”必ずおいしさで行列を作って見せてくれると信じた。

 どでかいエビフライが付くメニューが話題を呼んだが、奇抜さだけを狙ってはいない。
 お店にあふれる、気合と根性。 お客さまの、腹の奥からの高まり。

 目配り、気配り、こころ配りの固まりのような接客とおいしさ。
「親しい人たちを引き連れて、また食べに行きたくなる“味”と“お店”」を追求したまでのこと、とか。

 “未来”の姿を追い続けた事業家。
 子どもたちの未来に“ほんまもん”の海を残してやりたい、
 “ほんまもん”の「うちの海のおいしさ」を受け継がせたい。
 お客さまには“ほんまもん”しか渡さない、
“ほんまもんの味”しか出させない、がんこおやじ以上の女将。

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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