“100年に一度の経済危機”
2008年9月、それはリーマンブラザーズの自壊からはじまった。
住宅サブプライムローンの証券化という「金融工学」金融商品に、
世界中の大中小の証券・金融会社が群がり食いつくし、
ウオール街発“劇薬サプリメント”で、肥満児だらけになっていった。
そのウオール街は、四半期ごとの“株価企業価値”の先物買いをあおり、
株式・債券の売買手数料収入のかさ上げ競争ゲームに明け暮れした。
住宅サブプライムローンの借り手の行き詰まりが社会問題化し、
“アリの一穴”、一気に枠組みの堤は決壊し消失した。
IT立国。金融工学立国。
その場外暴走、制度自爆の修復と、
秩序回復のコスト負担の代償は あまりにも大きい。
金融工学・金融新商品・・・:
不動産貸付と住宅サブプライムローンの証券化金融商品。
知的財産信託の証券化金融商品。
貸し出し債権のバルク売り(はかり売り)証券化金融商品。
小売業界掛け売り債権の証券化金融商品。
産業用&消費者リース債権の証券化金融商品。
そして、CO2排出権の証券化金融商品時代の到来・・。
これがIT立国、金融工学立国の戦略・筋書きなのか・・。