漁師町に生まれ、“うちの海”と“おいしさ”を受け継ぎ、
未来の子どもたちへ残す“人づくり”を貫いた事業家。
お客さまとふれ合う商売を拡げ、生涯現役を貫いた大女将がいた。
早起きし、だれよりも早く見回る。
雨の日も、風の日も、毎日まいにち、欠かさない。
姿が見えない日には、ご近所の者が、
“どうしてる?”“What’s Happeng. Can’I Help You?”と、
顔を出す・・。
“子は親の背中を見て育つ”
事業の経営・管理の要諦は、
「報告連絡相談」(“ほうれん草”)と言い切る。
「報告は 過去を知り、
連絡は 現在を確かめ、
相談は 未来を決めることだ」、と。
「報連相」は“過去・現在・未来”の「海図」。
天から授かり、先人から受け継いだ美しい海、海の恵み。
“孫子の時代にも、うちの海を味わってほしい”
うちの者たちが喜んで受け継いでくれる、「海のおいしさを残したい」
「喜んで受け継いでくれる者たちを 育てる」のが、生きがいだ・・と。