ご近所に クスノキの大木。
子どものころ 深い雑木林であった。
カブトムシ、クワガタなど昆虫とりの 秘密基地だった。
住宅地開発の波がやってきて、切り拓かれて駐車場に。
地主さんも さすがこの大木は 残してくれた。
ちかくの ケヤキの大木。
雑木林、竹やぶの一角に ひときわ目立ったケヤキ。
区画整理とやらで 根元いっぱいに道路がひらかれた。
10本ほどあったケヤキやヤブツバキなどは伐られたが、
この地の主 このケヤキは遺された。
地主さんは 御先祖様の形見だといい、天変地変の折にも、
このケヤキは 自分の家族だけでなく、ご近所様にも、道しるべ、いのちの拠りどころ になる樹と信じている。