アーカイブ: 2008年8月10日

北京五輪開幕               ・・・2008年8月8日午後8時8分

パーマリンク 2008/08/10 23:55:33 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 北京オリンピックが 2008年8月8日午後8時8分に開会した。

 祥雲模様の巨大聖火台へ聖火が点火されるまで 3時間半余。
 1万5千人もの演技者、12万発の打ち上げ花火、LED/レーザー光線の大洪水。
 盛大なファッションショー(失礼)をも超える、204カ国・地域選手団の入場行進。
 9万人の大観衆・・・数日前にリハーサルをしていた!観衆。

 いきさつがあったにせよ、商業主義的プロデュースを排し、自国自前の映画監督が綜合演出した開会式パフォーマンスを、テレビの前でつきあった。

      はじめ ワクワク、中 カオス、終には クールに。
      複雑な、奥深い後味を残してくれた。

 光と のべ1万5千人のマスゲームは見事だった。
 5千人規模の現役軍人が、担当する国威高揚アトラクション。
 13億人の規律、団結、「一つの世界、一つの夢」というスローガンに、隣国のアリラン祭りが重なる思い。

 「一人の小さなミスが 全体の演技をすべて台無しにする」。
 そうしないためにどれほどの時間と どれほど厳しい演技訓練・集団教育がなされてきたのだろうか、と気が逸れる。

 この国の電視台テレビ視聴率:五輪開会式は98%だったとか。
 多民族国家ゆえ、北京語のほか国内4つの方言でもLIVE放送された。

 あのお堅い人民日報の情報サイト:人民網チャイナネットの電子掲示板への書き込みにも、こんな趣旨の書き込みがあったそうだ・・:
 「血肉を持った、生身の人の姿が、結局はよく見えなかった・・。」

 国家体育場・鳥の巣の周囲ン平方kmの非武装?立ち入り禁止地帯は静寂・音無し時空間。 地対空ミサイル配備で息を殺しての待機・張り詰めた緊張感。
 北京国際空港の長時間にわたる離発着停止と飛行禁止空域。

 北京市気象当局は、開会4時間前から7時間にわたり、会場はるか離れた先一帯21箇所から合計1100発のロケット弾を発射し続けた。
 鳥の巣に近づく雨雲を人工降雨させて、開会式会場周辺には一滴の雨も降らせなかった!

 人工降雨地帯となった河北省北部では時間当たり雨量が100㍉~25㍉の集中豪雨に見舞われた、という。
 「お天気のせい」にしてしまわない、この国の強さを思い知らされた。

 愛・地球博で、損か得か・勝ち負けかを競うのではなく、環境共生、共存共栄を、と ついこの間学んだところ。

 音楽やスポーツ競技を通して、地球上の人類が一つになり、無益な戦争・生殺与奪を排して、共存共生を実現するキッカケになって欲しい。

 北京オリンピックのスローガンは”地球は一つ、人類は皆兄弟”でもある。

 「アスリートの皆さん。このオリンピック大会は、あなたたちのものです。どうか、楽しんで競技に臨んでください。」・・これがIOC会長の開会式の祝辞。

【写真】いずれもNHK-TVから撮影。

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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