愛知県の最北端、濃尾平野を見下ろす尾張富士。標高275㍍。駿河国の分社・大宮浅間神社の石上げ祭り本祭が、8月3日(8月第一日曜日)に執り行われた。
(photo-by: Rou)
地元近郊や広く濃尾一円の郷から、数十組の連がつぎつぎと、石上げ祭りの献石が奉納された。
前後8人づつ16人吊りの連が多い。中には32人吊りも何組も奉納し、年々往時の盛況さに近づきつつある。
(photo-by: Rou)
夜祭りは、火振り祭り、花火大会が進んだ。
ふもとの本殿から山頂の奥の院まで108箇所にかがり火を焚く。
氏子の若い衆が大きなたいまつを、荒縄をからげて振り回しながら、山頂から一気に駆け下りて奉納する様は勇壮そのものの荒修業。
しめくくりに「お山」全山にとどろく花火大会も雄大で、腹に響いて心地よい。