アーカイブ: 2008年8月29日

田んぼの下は昔木曽川の河床だった。

パーマリンク 2008/08/29 11:32:18 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 田んぼ道の通りがかりに 池を見つけた。


 真夏に生長した稲が穂を出し、稲の花を付けている。
 そのすぐとなりの田んぼが砂利採取とやらで 深さ9mまで掘り下げられている。

 おいしいお米がとれる粘土質の田んぼの土の層は7、80センチで、その下はまるで川原の石ころだらけ。
 石ころは御影石ふうでこの近くの里山の岩石とはまるで違う。

 せいぜいかぼちゃ程度までの大きさで どれも角もなく真ん丸い。
 100km以上はゴロゴロと転がってきた様子。

 どうやら御嶽山、恵那山あたりの岩石の顔で、
 このあたりも ン百万年前に木曽川の河床だったという話が思い出される。

 今も使わずに残っている古井戸は、このあたりでは4、5間も掘ればきれいな井戸水が汲み上げられる。
 
 9mというその底は見えないが 水がしっかり溜まっている。
 緑色できっと養分も多いのだろう。

 石ころはどれも同じ顔だが、白っぽい砂礫の層あり、黒土の層ありで、土石流、大洪水の繰り返しが見てとれる。
 こんなにたくさんの岩石、土砂を運ぶ木曽川のすごさと恵みを思う。
 木曾の山々は 現在の倍くらい 5~6000㍍級だったろうか・・。


 

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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