アーカイブ: 2008年6月

ナンテンの花

パーマリンク 2008/06/24 02:04:10 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 縁起をかついだわけでもないが、家の庭や周りにナンテンの木があちこちにある。

 毎年梅雨時には、新芽の先からグイグイと 花芽が伸びる。
 ひと雨明けるといっせいに つぼみが膨らむ。

 米粒よりちょっと大きい 白い花が咲く。
 強い白色でハッとする。
 なぜか赤い実が珍重されるほどには注目されない。
 多くは背丈、目線より上に位置に咲くからか。

 散るとき、引き際がまたおもしろい。
 まるで米粒をはらはらと撒くような風情で、ひとつづつ散っていく。

 やがて赤い実が付くまで ひそやかに じっくりと育っていく。

『南天や 米こぼしたる花のはて』【也有】
 

【写真下】写真上と同じ株のナンテンがつけた赤い実。2008.1.23.撮影。

五条川 生きもの調査・・・羽黒小学校 4年生 野外教室

パーマリンク 2008/06/22 10:24:23 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季

 梅雨の晴れ間どき 五条川に かわいい にぎやかな歓声がひびく。

 五条川に 羽黒小学校4年生の 野外学習。
 水辺の生きもの探し(水棲生物)。

 あめんぼう、ヤゴ、カワニナ、・・。
 捕獲生物の生態解説に 担任の先生の声もはずむ。

 近くの歯医者さんへやってきたおじさんも、
「いいなあ、これを眺めさせてもらったら 痛みも引っ込んじゃったよ」。

皇帝ダリア   ・・・・・小弓の庄

パーマリンク 2008/06/09 01:25:54 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「小弓の庄」の玄関先に ことしも皇帝ダリアがすくすくと育ってきた。
 旧加茂郡銀行羽黒支店の建物を移築復元し開館してから9年目。なじみの花になってきた。

 皇帝ダリアは多年草。見上げる高さにのびて、秋には頂上部に大輪の花をつける。
 花はユリかと見間違うほどの形で 薄紫色に高貴な風情。

 町内の花好きな人たちが、羽黒のまちに皇帝ダリアをいっぱい咲かせよう!と呼びかけた。
 毎年花が咲き終えたころ挿し木で花の苗つくりを進められ、知り合いの人、近隣に頒けられた。
 ことしも新しく植えつけるひとが増えている。
 
 あれから10年近く経つ。
 向こう三軒両隣り、家々の庭先や畑の中に咲き競うのが楽しみだ。

 背丈が2、3メートルにまで大きくなるので、畑の脇に二株植えた。
 うちのは今年がまだ2年目だが、育ちのたくましさに驚かされる。


 

 
 

入鹿池 満水。田植え近し。

パーマリンク 2008/06/06 05:32:35 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季

 雨にけむる入鹿池。
 梅雨入りして霊峰尾張富士は遠く、中腹の明治村も霧の中。
 飛騨木曽川国定公園に指定される、風光明媚な入鹿池。

 計画貯水量1681万立方㍍。日本一の人工灌漑溜め池。
 寛永10年(1633年)2月築提工事完成。

 徳川家光三代将軍、成瀬犬山城主二代目正虎公の世。
 それから375年。

 水没集落の移住のご苦労、各地で進む入鹿新田の開発、
 慶応4年の池切れ大洪水、伊勢湾台風時の緊迫、
 流域ほ場の土地改良事業、失っていく田んぼの生きもの、
 農地・水・環境を守る会の活動・・いろいろ思い起こされる。

 取水塔も足元まで満水。
 後ろの山に 明治村の建物たちも雨にかすむ。

 満水時に貯水を調節する余水吐転倒ゲートも全開で放流。
 ゲート扉高さ1㍍で、連日の雨模様に合わせて微調整中か。

 取水塔の水面目盛りは「91」。水深91尺??とも思えたが、
貸しボート・見晴し茶屋のおじさんに「いやいや、海抜表示だよ」と教えてもらった。

 海抜91㍍。湖底の海抜74㍍と聞いたことがあるから、ただいま推定水深17㍍。
 百間堤は水深20㍍まで計画貯水とも聞くから、ことしもたくましく貯水がすすんでいる・・。 なんだか穏やかな気分になる。

 あと数日でいよいよ堰開け。
 入鹿用水の恵みで 田植えがはじまる。
 さあ、いそがしくなるぞ。がんばろう!

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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