旧正月の朝、快晴。手水鉢には氷が張るも 風も無くおだやかな冷え込み。
白わびすけの花が過ぎて、うす紅色のわびすけのつぼみが揃って開き始めた。
中学生が早朝練習に登校するころには、モズが蜜を摂りに来る。
濡れ縁に 猫がひなたぼっこし、幼な子が保育園にお出かけのころ、うぐいすがつがいでやってくる。
人影が近くにあっても、代わりばんこに蜜を摂る。このひと月で身体がふっくらとしてきている。まだ歌は聴かせてくれない。
花木センターに出かけたとき、植木農家のおじさんからわびすけにはたくさん種類があると教わった。白ワビスケ、赤ワビスケ、ピンクワビスケ(Pワビスケ)がよく出回るとのこと。
花木センターの苗木畑では、白も赤もピンクも今一番盛りに咲き競っていたが、うちの庭では白が先に、遅れて薄紅色のわびすけが揃い咲きする。つぼみのふくらみはじめからひと月余もの間、愉しませてくれる。
うぐいすの初声は もうすぐだろうか・・、寒さが ゆるむのが待ち遠しい。
うぐいすの初鳴きにときめき、一輪のわびすけに こころが和む歳になったのかな・・。