平成25年度 梶原忌 平成25年5月19日 日曜日 薫風
愛知県犬山市 羽黒 興禅寺にて 厳修された。
”鎌倉本體の武士”と称される、梶原景時公。
源頼朝が公家の統治(権力)から、国家統治を武士が担う新しい世を造るとき、最高の参謀役として尽くしたのが梶原景時公。
政権内抗争の結果、北条氏一族が政権横取りを謀る中、謀略・抹殺の標的となった梶原景時公一族。
追放され一族抹殺を謀られ、尾張国守護であったことさえも、為政者の記録から書き換え消し去られていった。
鎌倉幕府創成期の功績は、悪の陰謀家として書き換えられ、悪役者、悪玉と喧伝された。
そこまでしなければ、源頼朝のもとに結集していった勢力の影響を消し去れなかった、ということか。
あれから800年。
いまようやく復権(名誉回復・功績再評価)の機運がはっきりしてきた。
当の北条氏政権とて、おのれの所業の罪滅ぼしなのか、
鎌倉建長寺での梶原忌が毎年行われるのを容認していた、という。
爾来 800年建長寺梶原忌は続いている。
いま 梶原景時公は、復権の世となった。
「こんな時期に きつく切り戻して、ダメじゃないか!」
近所の長老に叱られた椿の株
春先にちょっと太い枝もばっさり切り落として風通しをつくった
花の時期が終わったから、
良かれ、と思って切り戻したら やりすぎだ!という次第。
大きく樹形を整えるなら、寒の初めにバッサリやりなさい
風通しのためなら 花季が過ぎた時に小さくやりなさい・・
どうなるかと心配したが
立派な若葉を たくさん付けてくれた
樹の強さの感服
(ことしはゴメンね)
1923年 我が国初の 植物の天然記念物第1号
「ヒトツバタゴ自生地」
ヒトツバタゴの樹は 九州対馬地方と
尾北~東濃地方にのみ自生する
国道19線沿いからの里山では見かけにくいが、
すこし山郷へ入ると自生のヒトツバタゴをたまに見る。
ここ犬山市池野に自生する
7株が自生樹。
うち1株が傷んで枯れかかってきた
地元の篤農家が文化庁(農林省?)の許しを得て、
挿し木で近くに数株育苗している
そろそろ満開
あと一週間先かな
白~い綿帽子を冠ったような樹冠の姿を見せてくれる
「なんじゃもんじゃ」の樹
地元ではそう呼ぶ
この頃では 街路樹用に 苗木屋さんがせっせと育苗している
この地方では ヒトツバタゴ通りとさえ呼ばれるほどに増えてきた
あるがままの姿は 美しい
これまた ほったらかしのミカンの木
ことしは花の付きがいい。
白いつぼみがぎっしりと付く。
4弁かな (5弁かな)
香りはあまり強くない。
果樹の手入れもむつかしいなあ
寒さをまもる蔽いもしてやらないから、
霜に傷んだ花芽どころに しまった、と思っていた。
白い花がびっしりと付いた
押しくらまんじゅうをしているみたいに びっしりと。
実が付いたら 今年は摘果をしてやろう・・。
3年ほど前 秋冷のころ(だったと思う)
「健康にいいよ」と分けてもらった種株
植える場所に悩んだ
みかんの木の脇に埋め込んだ
草取りの手入れもせず ほったらかし・・
今年の春先 刈り払い機でみかんの木の周りをきれいにした
ややっ 新芽が出た
今では 立派な葉っぱを伸ばしている
ことしは すこし面倒を見てやろう
*** 「小弓の庄」企画運営委員会の企画委員メンバーが、
視察研修に出かけた・・(reported by Mizuno)
2月28日(木)は風もなく朝からポカポカと暖かく、好天に恵まれました。
視察研修には企画運営委員と小弓の庄応援団メンバー合わせて20名が参加しました。
今回は鵜沼宿・太田宿から御嶽宿までの、中山道の宿場町を視察コースとしました。
[ 中山道鵜沼宿 脇本陣(各務原市役所公式サイトから転載)]
http://www.city.kakamigahara.lg.jp/4033/4045/004046.html
鵜沼宿では、江戸時代の宿場町の面影を伝える町並みのほぼ中央にある、武藤家(各務原市が修復工事をし「中山道鵜沼宿 町屋館」として公開)と「脇本陣 坂井家」を見学。
[ 中山道鵜沼宿 町屋館 (各務原市役所公式サイトから転載)]
http://www.city.kakamigahara.lg.jp/4033/4045/004046.html
太田宿では、「中山道太田宿会館」を中心に「旧太田脇本陣 林家住宅」「旧太田宿本陣門」などを見学しました。
[ 中山道 太田宿 旧太田脇本陣林家住宅 国重要文化財 ]
[ (岐阜ポートフォリオのサイトから転載) ]
http://www.kankou-gifu.jp/kr/portfolio/wellness/7708/
両宿場町とも、それぞれにボランテイアガイドによる説明を受けながらの見学でした。
もんなの楽しみの昼食は「シティホテル美濃加茂」でランチバイキング。皆んなたっぷりといただきました。
[ 中山道みたけ館 (御嵩町観光協会公式サイトから転載)]
http://mitakekanko.fem.jp/m_jyuku.html
御嶽宿では、役場の担当者が出迎えてくれました。
さっそくに 御嶽宿の交流拠点施設といえる「御嶽宿 わいわい館」で説明を受け、町並みの見学に出かけました。
この「御嶽宿わいわい館」は、平成22年5月に竣工したもので「”おもてなし”と”交流”の拠点施設としてする」をコンセプトに設置された、とのこと。小さいながら よくできていました。
[御嶽宿わいわい館 ((社)岐阜県観光連盟公式サイトから転載)]
http://www.kankou-gifu.jp/spot/3779/
町並み見学の最後は、わいわい館の向かいにある願興寺の仏像を見せていただきました。
ここには国指定の重要文化財をはじめとした仏像が30体ほど祭られ、圧巻でした。この仏像拝観で、今回の視察研修の締めとなりました。
[ 国指定重要文化財:天台宗大寺山願興寺本堂 ]
[ (願興寺公式サイトから転載)]
http://www.kankou-gifu.jp/spot/3779/
帰り道の途中可児市のJAめぐみの農畜産物販売所「とれったひろば」に立ち寄り。皆さん 野菜などを仕込まれ、4時半過ぎに小弓の庄へ無事着きました。
朝から好天に恵まれ、私達にとっては各施設の運営や接客など知ることができ、たいへん有意義な視察研修の一日でした。 (Mizuno記)