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初夏の候。 若葉の候。
若葉の力強さは、何物にも代え難く 力強い。
春先に 真っ赤な花をたくさん付けてくれる椿。
勝手口の眼隠しに植え付けてから30年以上にもなる。
毎年 毎年、かなり強く切り返し、剪定する。
にもかかわらず、若葉を次から次へと芽吹いてくる。
このしつこさ、力強さには、根負けする。
初夏の花。 ピンクの花。
かわいい花。小さな花。
実は 名前を知らない。
春先に目を出し、桜の頃からひとつづつ花を付ける。
初夏に向かうこの頃でも、まだ咲いている。
なが~い開花期。
日本の古来の花とは思えない。
苔を増やしていた器のど真ん中から目を出した。
もうここ3年ほど、毎年 芽を吹く。 毎年 本数が増える
花の種を見たことも無い。 根で増えるのか?
どうやってこの苔の器にやってきたのだろう・・。
今さら 抜き取って捨て去るのも忍びなくなっている。
初夏の花・・・「西洋たんぽぽ」。
春の花。 春の「野の花」といえば「たんぽぽ」。
このごろでは「西洋たんぽぽ」がはびこってきて、
和の国の「たんぽぽ」は、ほぼ全滅、姿を見なくなってきた。
河原の土手とか、里山の林道脇には、「(和の国の)たんぽぽ」がある。
人里、里地の農道添いあたりでは、なかなか見つからないほど。
溜め池に釣り人のレジャーで放流されたブラックバスが、
メダカやフナ、モロコ、ワカサギ、ハヤを駆逐してしまったように。
西洋タンポポの生命力は、半端ではない。
草刈り機で 刈り払われても、切り飛ばされても、
毎年毎年 その数を何倍にも増やし続ける。
初夏の花。 「あやめ」。
畑の土止めに、と 植えたアヤメの株。
やせ地にも強い草花で、毎年春になると芽を出してくる。
盛夏~秋ごろまでに、なんども草刈り機で、
何度も刈り払われてしまうのに。
すらりと伸びた茎、かわいい つぼみがふくらんで、
ことしも紫の(カキツバタ色の)花を付けてくれた。
わが町の国指定・天然記念物「ひとつばたご」は 三分咲き。
知り合いになった農家のOchiさんから、苗を分けてもらって植えた。
「ひとつばたご(別名:なんじゃもんじゃ)」の苗木も育ち、
やっとこさ ことしは、花をはじめて付けた。
若木の小枝に わずか三輪。
かれんな花の姿に 思わず手が伸びる。
これが桜の樹ほどに大きくなるには30年は かかりそう。
真っ白な雪の綿帽子を冠ったような、樹になって、
愉しめるようになるのは、孫たちの世代だなあ。
肥料をやることも、枝葉を剪定する必要もない、
手入れは無用の庭木として 植えた。
【写真】ひとつばたご自生地で国の天然記念物の樹形。