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「豊田市百年草条例」によれば(旧足助町は豊田市に合併した)、
「”足助町”百年草」は、公的な施設群である。
市民に、「健康増進の場」および 「余暇活用の場」を提供する。
「高齢者の福祉の増進」および 「生きがいづくり」に資するため、
設置する、・・とある。
1.「老人福祉センター」;
集会運動指導室、栄養指導室、機能回復訓練室、
浴室、飲食施設、会議室
2.「老人デイサービスセンター」:
健康指導室、浴室。
(高齢者 および身体障害者の機能回復、生活指導)
(いわゆる通所介護 および介護予防通所介護)
(通所者に 入浴および食事の提供等の 便宜を提供する)
3.「生きがいセンター”ZiZi工房”」:
”足助ハム”ブランド:ハム、ベーコン、ウインナー
食品製造・加工所、食品販売所
4.「農家・林家の高齢者婦人センター”バーバラはうす”」:
”bakery バーバラはうす”:おいしい焼きたてパン
食品製造・加工所、食品販売所
(高齢者の生きがい、就労、教養活動)
5.「宿泊施設”ホテル百年草”」:
宿泊施設
(地元市民、観光旅行者等に対する施設の利用)
(地域観光情報の提供)
*************
久しぶりに”足助町”「百年草」を訪ねて 再確認したこと・・:
1.通年、というか毎日、毎月 日銭が稼げる事業をすること。
香嵐渓の紅葉狩りという観光資源に依存しすぎない。
2.公的施設での収益事業でも、民間事業者と競争に晒される。
地元の、ご町内の生活者・住民が、参加し、関わり、消費する。
よそ者・若者・ばか者の、お祭りごと・自己満足にさせない。
地元の者が、自分たちの舞台とし、利用し消費し、享受する。
3.商業者、農家、林家、月給取り退役者の高齢者が、
元気に、就労しながら、生きがい、交流・親睦をはかる。
4.公的資金でハコもの的に設置するも、事業として独立し、
収益事業を持続的に安定・発展させ、納税する事業所となる。
いまふうに言えば、地域ブランドを確立し、地元住民が最も多く利用し、観光客にも提供し、オンラインショップでナショナルブランドに育っていることに、敬服・・。
足助町高齢者福祉センター「bakeryバーバラはうす」というと無粋だが、1990年の”足助ハム ZiZi工房”につづいて、1995年創業。
おいしい焼き立てのパン。 森の中の ベーカリー。
なぜおいしいか・・、
ZiZi-BaBa パン職人のこだわりと、ZiZi-BaBaの愛情が。
「おいしいパンをつくるには、素材にこだわるのはあたりまえ。
でも、それだけで本当のおいしさは うまれません。
バーバラはうすのBaBaたちは、
いい素材を まごころこめて、こね、丸め、焼き上げます。
そう、まるで大切な家族のためにパンを焼くように・・。」
(バーバラはうすのパンフレットから)
いまでは、足助の新しい味として、評判で、名指しで買い求められている、特産品。 百年草オンラインショップでも買い求められる:
http://www.hyakunensou.co.jp/shop/html/index.php
ところで、山里の、人口が1万500人ほどの”過疎のムラ”が、
漬物や山菜の食材でなく、ベーカリーであり(ハムであり)か。
「・・・山里だからこそ、お年よりはダンディーに生きなければと、
爺婆の働き場にハムやパンを取り入れたのです」と聞いた。
工場見学コースから拝見する工房では、ZiZi-BaBaのみなさんが、嬉々として、一生懸命に、パンつくりに精を出されている・・。
お役所的には、
農家・林家の高齢者婦人センター「バーバラはうす」は、食品製造・加工所、食品販売所。高齢者の生きがい、就労および教養活動に関する事業ということになる。
「百年草」はその他各部門の事業を合わせて、営業収支黒字で独立採算自立できている(!)。
その発案~創業~経営戦略~営業・管理手腕に、脱帽し、現場を見学したかった次第。
【写真】足助町 百年草「bakery バーバラはうす」リーフレット
このところ気になっていた場所がある。
いまは豊田市となったが、足助町の福祉センター「百年草」
機会がきた。いち観光客として、まずは訪れた。
きょうは ひととおり見学して、コーヒーでくつろいだ。
あたらしい観光スポット:飲食・宿泊・物販の顔も持つが、
高齢者の働きがい生きがいの就労の場つくりでもある。
”足助ハム”づくりの「ZiZi工房」
ZiZi-BaBaたち:ハムつくりの名人たちのハム、ウインナー、ソーセージは、いまではすっかり地域名産:ブランドだ。
1990年(平成2年)創業とは思えないほど、新鮮な、あかるい、ほのぼのとした”事業所”。
ちょうど作業を停めて休憩時間で、作業場を離れて、三々五々歓談しておられるみなさんの、笑顔が あたたかい!
60歳から就労(採用)でき、80歳の人も居る、と。
平均年齢は70歳弱とのこと。とても元気なZiZi-BaBaさんたち。
【写真】足助町 百年草 足助ハムのZiZi工房 リーフレット
「つるくび かぼちゃ」
・・・・・?
ことしの初夏、隣りの畑の人から、もらったかぼちゃの苗。
超晩生のかぼちゃ。はじめての品種で、予想がつかなかった。
樹勢の強いこと!
狭い畑で植えつけたのに、親蔓、子蔓、孫蔓がどんどん出る。
子蔓、孫蔓の芯止めもままならず、伸び放題へ。
蔓の先は10~15mにも達し、親だか、孫だか判らない。
ご近所の人からは、葉っぱばかり育ててどうするんだぁ。
真夏のキュウリやササゲ(いんげん)のネットも乗っ取る。
今ごろになって、やっと大きく実がついてきた。
ひと株から、15個ぐらい収穫できそう。
一個当り3~3.5kgくらい。 中空なしで身重な実。
糖度も高く、かぼちゃスープが うまい!!
天ぷらも好し。煮付けも おいしい(調理が上手いから・・)
大黒柱はケヤキに限る、とか。
古来庶民の家造りに珍重されるケヤキの樹。
縁あってご近所に デンと 鎮座。
ひと昔前までは、十本くらいは立ち並んでいたが、
道路新設で伐り払われ、親の形見と ただ一本が踏ん張る。
春を待つ冬の樹形は、ケヤキらしい梢の姿。
春先の芽ぶきのうす緑。
夏を深緑の木陰の涼しさ、秋には黄葉する。
一年中 季節の小鳥たちが やってくる。
ことしは一気に冷え込んだので、黄金色に出そろった。
晩秋は、ひと風ごとに舞う落ち葉。
掃き人との いたちごっこ。
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