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「自然の中の人間」        (1167)

「自然の中の人間」        (1167)

パーマリンク 2011/12/19 09:26:13 著者: hatake メール
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 興福寺 貫主の多川俊映さんの寄稿文・・:

 昨今「自然と人間」あるいは「自然保護とはいかにあるべきか」など、社会の重要なテーマとしてくりかえし論じられている・・。

 ・・自然を人間の都合によってコントロールしようとする思惑の範囲を出ない。
 自然と人間と、一体どっちが上なんだろうか。

 阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災・・。
 「オレ、なにも悪いことしてへんねやけど」・・。

 ひとは、「自然の中の人間」である、こと。
 その自然の中の私たち人間がどうあるべきか・・、
 それをこそ論じたいではないか。



 そう、多川さんが示すように、
 時として牙をむき出し強烈に襲いかかる自然に、人間はそれが収まるまで身を縮めて待つしかない。

 そういう「微細な者同士が 共に生きる」、
 それが共生(ともいき)の思想だ、と。

 ”自然との共生”・・
 これを”きょうせい”とは、なんと傲慢なことか。

 ひとは「どこまでも、人間の都合など いささかも斟酌しない”自然”の中に暮らしている。イヤ、暮らさせてもらっている。

 ”自然の中に””共生(トモイキ)”させてもらっている、のだ。

<出典: 2011.12.17.中日新聞「人生のページ」>

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