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元気な高齢者         (864)

元気な高齢者         (864)

パーマリンク 2011/02/17 01:41:19 著者: hatake メール
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 某中核都市。 生涯学習・市民総合大学的な講座を垣間見た。
 設置者は市区町村の行政で代表は首長さん。
 指定管理者・運営は社会福祉法人・**市社会福祉協議会。

 その講座は、美術学科、文化学科に類する学習内容もの。
 学習目標は「言語・文芸・歴史などの学習を通して、人間の営みや生き方に触れ、美意識やものの見方を深めて、生活の充実をはかります。」
 あるいは「美術の各領域にわたる基礎的な知識と実技の基本を通して、美術に親しみ、鑑賞力を養い、日常の生活を豊かにします。」
  (この稿の対象とは異なるが、参考までに、名古屋市高年大学鯱城学園の案内パンフから引用する)


 美術館・博物館・世界文化遺産・名所旧跡を巡って、絵画・彫刻・文化的建物などの紀行報告を軸にした講座が、続けられた。

 講座が終わって、ひきつづき講師を囲んで茶話会が和気あいあいにすすむ。

 参加者は、企業戦士でがんばり、年金受給開始年齢で退役し、悠々自適の世界に浸っている男性と、その専業主婦で熟年生活を謳歌しているふうな方々が多い。

 「・・・生活の充実をはかる」「日常の生活を豊かにする」を地で行くよう。市バス地下鉄(高齢者)無料パス・割引パスの話も聞こえ、外出にも不自由しない、”元気な高齢者”。

 ・・舞台裏で控えていて、気になったこと。

 子どもや孫の話しが出て来ない。 地域の幼児・児童・生徒・若者とのふれあい・交流の話題は出ない。
 もっぱら自分自身が、本物の文化・芸術作品に出会い触れること(だけが)関心事であるようだこと。

 次ぎの世代に語り伝え、見聞を広めさせ、体験交流をする方向に、なぜなっていかないのだろうか。
 自分ひとりが愉しみ、燃焼し尽して行く。
 これが高齢者の生涯学習の一面だとしたら、長寿して若い次世代に社会保障されていることを、なんと受け止めているのだろうか。

 「ごくろうさま!」と会場から送り出されて、妙に落ち着けなかった一日。

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