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すばらしい写真に 出会った。
地域ホームページ犬山羽黒の「フォト ギャラリー 犬山羽黒」に、いつも投稿しておられるrouさん。
近くの尾張富士の頂上から、西に広がる濃尾平野の先に、伊吹山の姿を撮られた写真。
伊吹颪(おろし)と呼ぶ、北風の山。
この日は よく晴れて くっきりと見られる。
【写真提供】:地元在住のrouさんの投稿写真を転載。
犬山城。
そのふもと 絶好のポジションに 名鉄犬山ホテル。
北に木曽川の流れを背にして、
南に 有楽苑、そして国宝の茶室:如庵。
東は 内田の町並みから、山すそに禅宗の名刹・瑞泉寺。
その山(白山)こそ、東之宮古墳。
南すそに 成田山 名古屋別院。
西に 山城:国宝 犬山城。
武士の世(戦国時代)以来、尾張、美濃の軍事上の要塞であり、
木曾の木材・用材の調達・物流・供給の拠点であり続けてきた。
城下町には、職人の町、商人のまちが拡がる。
木曽川の上流域は 山国で、米作りの農民・米よりも、
木曾の五木・ヒノキの用材・水運の要であった。
竹用材の特産地・・小弓の庄。
竹紙行灯を普及させようとする中、
子どもたちに、ペットボトルの明かり行灯を教える。
竹のこぎりや、なた(鉈)を使ったこともないどころか、見たこともない子どもが増えてきた。
竹あかり、竹紙行灯つくりまで、習得時間が取れない事情。
手軽に明かり作りを、と 新種が現われた。
ペットボトルを切り込んで 行灯にする。
油受け皿は 耐火性のガラス製。100円ショップの定番品。
灯油は 食用油の揚げ物廃油。
灯芯には、切り刻んだ竹くしの再利用。
竹くしの先が立つように組み付けるところがミソ。
この明かり、お寺さんの参道に並べて お見事だった。
「年がいもなく やる
いい年をして やる」
・・ 絵 ・ 文 にわ ぜんきゅう。
古来、竹の里・小弓の庄といわれる、この地。
飛鳥白鳳時代から、強靭な弓・矢を作るに適した竹材の産地。
地形、地質。 高温多雨、水源林。
里山、里地。 里川の豊かさ。水はけの良さ。
竹林が豊かであるところは、住みやすい。
用材として生育が早い竹は、建築用材としても珍重。
ほんの5~60年前までは、田んぼの稲刈り稲架(ハザ)かけ用の用材の特産地として、この地から尾張北部・西部一円にたくさん移出されていたのを記憶する。
いま、竹の強い繊維を活かした竹紙漉きが、見直されている。
竹紙行灯は、地域の特産品になるかも・・。
「なんだか いい日に なりそう」・・にわ ぜんきゅう。
「あなたは 大切な 人です」・・・・にわ ぜんきゅう。
・・・・・・竹紙行灯の作品より。