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「羽黒っ子 発表会」
孫が通う小学校の”学習発表会”。
ことしは耐震診断でレッドカードだった体育館と北校舎が、全面建て替え工事中で使えない。
クラスごとに それぞれの教室で 個別に発表する。
1年生から高学年まで、公開開始時間が学年ごとに30分づつ遅れて始める。
兄弟姉妹が 通学中の保護者には、好都合。
受付係担当の教頭先生は、時差で来訪される保護者に 幅広く出逢え、 ゆっくり話しができるので、いいです・・と。
一クラス30人までの 小人数学級の教育をいち早く取り入れ、実効を挙げている犬山の教育。
マンツーマン教育、ワンツーワン交流の公開授業(学習発表会)も なかなか いいものだ。
「石油ストーブ」が ”馬鹿売れ”し始めている。
一酸化中毒が怖い、放熱面でやけどが危険、湿気がこもる、
消し忘れで火事も心配、化石燃料(石油)は有限だし、・・。
町工場製品の市場へ、大手家電メーカーがファンヒーターで殴りこみをかけて市場を奪って久しい。
国内販売190万台/年が130万台/年へ縮小し、
専業メーカー・名古屋の「トヨトミ」がシェア4割で指定席。
創業60年のトヨトミが、いま日当たり5500台のフル生産。
4~50年も勤め上げた退職者が、何年ぶりかで呼び戻されて人手不足を穴埋めする。残業・休日操業で人海作戦。
機種にもよるが、前年比2~6倍の生産計画。
それでも納期待ち状態だが、増産のための新規設備投資は行わないと言う。
電気コンセントが要らないのが石油ストーブ。
熱反射板の明るさは、停電時の明かりにもなる。
だが、防寒・暖房の主力選手にはならない、と見抜いている。
円高・産油国生産統制から灯油は、リッターあたり70円が、ことしは90円レベルへ高止まりし、電気代より安いとは限らないし・・。
主食に対する副食・添え物の地位を脱しきらない、との、トヨトミの読みはリーズナブルだ。
さらに、防寒・断熱暖房は、窓ガラスの二重化、回り廊下など、家屋の断熱設計・間取りこそが、先決・恒久化の決め手と、長期展望もしたたかだ。
夏場の「扇風機」、冬場の「石油ストーブ」。
節電需要は、廊下(縁側)、土壁とともに、昭和の時代の暮らしのほうが、日本家屋には適していた、と教えてくれた。
何年ぶりかで、JR駅前一等地にある「洋食家」へ。
外壁こそ柔和な土色に塗り替えられていたが、
店の外観も、ドアの取っ手も昔のまま。
床 壁 天井、テーブル 椅子、出窓の棚 ・・
みんなそのまんま。
ほーっとした。
トイレもレジ周りも、こぎれいにクリンリネスはばっちり。
ランチメニューは ハンバーグをベースに7品目だけ。
食材はベーシックなもの。奇抜さはない。
ライスが 抜群に”うまい”! 味噌汁がつく。
そっけなくて、ボリュームも少なめ。
がっつり食べたい向きには ちょっと少ない。
そこは大盛り、お代わりのメニューあり。
食後の飲み物は単品の半額で プラスワンのサービス。
弁当・給食の単価には叶わないが、店構え・グレードのランチレストランにはない気安さ・心安さが 心地よい。
1925年創業。三代目さんもだいぶ歳とってきてるなあ。
子たちは巣立ち、当代限りですワ、と主人が笑う。
早朝の”朝めし屋”も、モーニングコーヒーも、
夜の”駅前の一杯呑み屋”も もう止めました、と。
ランチタイム4時間だけの 家庭料理屋で、
”ご恩返し”させてもらってます、と。
居心地のよさと、懐かしさで ゆっくりめの昼ごはんだった。
ひょんなことから 駅前のロータリー界隈を通る。
今週は たまたまよくここらあたりへ来たなあ・・。
深秋の快晴。 お昼どき。
このまちのお祭りの車山のレプリカ。カラクリ人形。
にぎわいが無い。 あたたかみが伝わらない。
首都圏のどこかのまちの駅前みたい。
何かしら 駅前をスッキリと”整備”しました、と言わんばかりのたたずまい。
このまちの土の匂いがしない。
このまちの樹木や花の面影も無い。
利便性、車道歩道区分が目立ち通行規制・交通事故防止は完璧です、と言いたげ。
これが このまちの玄関か・・。
このまちへ帰ってきた、降り立った。その第一印象があまりにもモノトーンだなあ。
「このまちらしさ」は どこにある・・。
きのうは、「歴史まちづくりセミナー講演会」
~歴史と自然を生かした まちづくり~
主催は 教育委員会 歴史まちづくり課・・
2008年施行の”歴史まちづくり法”にいう「歴史的風致」維持向上計画で助成金支援適合の動きだけだったのか・・?
きょうは「景観シンポジウム」
~心に残そう身近な風景 未来につなげよう わがまち景観~
主催は 都市整備部都市計画建築課・・
両日とも参加する機会を得たが、解せぬことばかり・・・。
企画行事に関わったであろうとりまきの人たちが、それぞれの企画内容や企画のねらいを 承知していないどころか、行政の中での連携も情報公開もなされていないかとすら思われること。
かって高度成長を続け この国の繁栄を 導いた民間経済界では、(知っていても不作為が、打たれる杭の頭になるより賢い、と保身術がはびこった)大企業病にかかって根腐れし、倒壊し、姿を消した。
いま 永田町・霞ヶ関・丸の内では、身分・地位・雇用の安全保証策が、この国、このまちの100年先、後世への国づくり、まちづくりよりも、優位・優先する風潮がはびこっている。
ヴィジョンを持たない、語れない 宰相。
この国のあるべき、ありたい姿を建白する国士(官僚)を見せしめにと、さらし首にする霞ヶ関と永田町の連合軍・・・。
しゃべくりが達者なだけの(門外漢の)シンポジウム進行係。
地方都市の何とか審議会委員長の肩書きを羅列する(似非)学者。
廉いギャラで茶の間の人気(視聴率)に寄与する(似非)文化人。
それをプロデュースする行政の奥の院と、茶坊主組織体。
4年ごとの選挙で勝ち続ける競走馬に組する護送船団業界団体。
こんなことで、このまちが10年先の子たちに夢と希望を遺してやれるのだろうか・・。
・・・気の滅入る晩秋の日暮れ時の気分。