NHK-TVプロフェッショナル仕事の流儀を観ている。
老舗うなぎ屋5代目カネモトさん。85歳。
創業以来天然もののうなぎを出してきた。
うなぎはそもそも庶民の味。
養殖ウナギしか手に入らない時代に合わせて、お客さまに召し上がっていただくのが努めと解脱するに時間がかかった・・
調理のやり方の伝統をみがきつつ、
料理の食べ方、食べることを愉しむことの場つくりにも集中する。
うなぎをワインを飲みながら食べる。
うなぎ職人と ワイン職人とは、相通ずるという。
伝統も錆びてくる、という。
毎日毎時 真剣に集中していかないと、
仕事が作業に成り下がり、伝統(味わいの品質)が錆びるのだろう。
「まだ、なにか他のやりかたがあるのではないか」
「お客様が気付いていない、あたらしい愉しみ方があるのではないか」
まだ何かがある、研究心が、好奇心が出てこなくなったとき、
舞台を降りるときだろう・・
「気持ちが歳を取ってきたから・・」と言うだろうな・・