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東名阪高速道路 大山田PA。
喫煙所コーナー脇に見つけた・・・・。
「ホウライチク」の目隠し垣根。
裏の山手は手入れの行き届いた孟宗竹の竹林だというに、
わざわざホウライチクで目隠しするように、植栽されている。
「蓬莱」とは、仙人が棲み家とし、不老不死の地とされる霊山。
宝來とも当て字されるほど めでたい名前。
日本古来の竹ではなく、火縄銃渡来とともに東南アジアから来た(と思う)。 つまり、肉厚3~8mmの大きいこの竹は、棹竹の繊維を取り出し、火縄銃の火縄の材料として使われ、火縄銃が各地に広まるとともに列島各地で”栽培”された。
ほかの竹のように地下茎で縦横に増えるのではなく、株立ちする。
庭の目隠しや、添景として、防風垣根、建材としても重宝な竹。
肉厚が厚くて、水に入れると沈むほど。
篠笛の材料としても、大事な材料である。
おらがムラの神楽保存会の祭り笛も、この竹を伐り出し、2年もかけてゆっくり含水率を10%ぐらいに下げてから、笛作りに使っている。
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