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「ビジネスモデルの寿命は 長くても30年」
100年に一度の経済危機に、またぞろ盛んに露見する。
地方都市駅前商店街の最終章:地域通貨の特効薬破綻。
5間間口のコインパーク化。アーケード屋根の一部切除。
そぞろ歩き、ウインドウショッピングの愉しみを破壊する商人街。
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「御用聞き」商売に業態変更をした商店が生き抜いている。
「たばこ屋」さん:
たばこ屋30年のカンバン娘の奥様が、
工場・事業所のたばこ自販機ヴェンダー商売で30年。
そして宅配メール便、アスクル便・アマゾン宅配便へ転進30年。
「酒屋」さん:
通い帳酒屋30年。
飲食店・スナック・カラオケ店・業務用の酒販店30年。
宅配便集荷配達30年。併せて、
限界集落化する住宅団地の給食宅配業30年へ転進。
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「5間間口へご来店下さい、在るものを売る」は化石商売。
訪ねても無いかも知れない店へ行くより、量販店へ。
お客さまの購買移動が、
徒歩自転車から 時速40キロのクルマになったのに、
対応しなかった個店と商店街の30年。(”身から出た錆び”)
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終身雇用・縦割り・単能工・単工程たらい回しの、
”お役所仕事”で身内の雇用維持にしがみつく行政。
お役所・行政サービスの制度疲労と、
3間間口、5間商売で「まちづくり活性化補助金」依存体質。
「失われた15年」惰眠。その後にまだ生命維持装置を要求し、
給付ばら撒きで、日長もたれ合う景色はもうたくさん!
3間間口の商人さん、3尺カウンターの吏員さん!
外へ出でよ。
お客さまの生活の場へ、お客さまの生きざまのシーンへ、
眼と耳と鼻を付けて飛び込んで見よ。
これからの30年、これまでの労働生産性のままに固執しても、
これまでの半分の定員枠と人件費枠で、
これまでの倍の行政サービス要求が待っている。
商売・行政(公僕)の原点は「御用聞き」にあり。
これから100年に耐える制度設計は、現地測量の眼で起こせ。
300年先の子どもたちに残してやりたい景色Visionを描こう!
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