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今年初めての雪かむりの試練をくぐった日、
わが家とお向かいさんと ご近所の梅ノ樹を見て回った。
お向かいさんの梅の樹は紅梅で、青梅採りというよりも観賞用、切花用ですとのこと。
雪あがりのつめたい雨にうたれても、精一杯紅色を主張して楽しませてくれる。
ご近所の梅園は、赤芽白い花の青梅採り用果樹園。
樹高も摘果・消毒・収穫作業に適した高さに、 思いきった枝透かし・短枝作りの剪定や切り戻し剪定も適時になされて、見事に花芽がついている。
初冬の剪定作業のとき、枝を作る剪定、施肥作業の急所を、ここで教わった。
さすが本職、太い短枝の多さ、元気な花芽の数は とても かなわない。
雪にめげず、元気な一輪が 花開きし始めたのを 今日初めて気が付いた。
わが家の梅は白芽白い花の青梅採り種。
長い枝(徒長枝)は青梅採りしたあと梅雨明け期に剪定した。
枝透かしは見よう見真似で年の暮れにやってみた。
いま花芽の付き具合をみると、基部に花芽が付くものの 混み過ぎて、短枝作りが不十分だったとわかる。
昔からのことわざに”ウメ切らぬは馬鹿”というが、こまかい枝はもちろん、太い枝でも剪定し実採りを増やせ、とは このことかも。
初秋の追肥は与えたかどうかも思い出せないし、初冬の寒肥えに何を与えたかも忘れた。
こちらは まだつぼみが膨らみかけたところ。
赤芽梅よりは少し遅れるが、それでもいつになったら開花するか、記憶も危うい。
それよりも、早く咲いてうぐいすの声が聴きたいと、ずぼらに考えている。
こんなことでは、今年も梅酒と梅干し作りの量が少なくなってしまう・・。
わが家の梅の樹の下には 水仙が背伸びしながら咲きそろう。
おかげで、香りいっぱいに包まれる季節を愉しんでいる。
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