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1945.6.23.
旧・日本軍が組織だった戦闘を維持できたのはこの日まで。
宜野湾西方の海を上陸用舟艇で覆い尽くす大軍と火力。
三ヶ月に及ぶ苛烈な地上戦を強いた、軍司令部。
この日の壊滅的犠牲の惨敗のあと、
無条件降伏するまで50余日。
現実、事実、真実を直視し、決断へ空転した日々。
「辞める」ことを宣言しても辞めるを実行しない日々。
( むなしい 対比 )
沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式。2011.6.23.
仲井真沖縄県知事は「普天間基地は速やかに返還を。少なくとも県外へ移転を」「国土防衛、国家安全の負担は、(本土各都道府県も)全国民等しく応分の負担を分かち合い援け合おう」と 平和宣言を発する。
来賓挨拶の菅内閣総理大臣は「沖縄には日本の軍事基地の75%が集中し」「少しでも沖縄の負担を軽くしたい」と。
沖縄の本土復帰後も沖縄に基地・実戦部隊を集中させてきた(基地反対運動・撤去返還運動を煽って来たのはダレだったかを棚に上げ)ことには触れず。
新しいあしたの体制創り、子どもたちの未来への夢の設計図つくりへ、バトンタッチをしない。
「決断・実行をしない」この国の宰相は 66年経っても変わっていない。
むなしい、6月23日が、蒸し暑く過ぎていく・・。
犬山。羽黒地域 「堀田・鳳町 農地・水・環境を守る会」
平成23年度 第1回活動日。
子ども会~農事組合~町内会~・・・総勢 140名。
こんな中、今回も強力な助っ人部隊が10数名も現れた。
「 face to face 」のロゴ入りウインドブレーカー。
みんな 張り切ってご登場。
地域の隣人「いちい信用金庫」羽黒支店のみなさんでした。
そう言えば、(社)全国信用金庫協会では毎年やっている、
「信用金庫社会貢献賞」表彰。
「いちい信用金庫」さんは”特別賞”を受章するほどに、
地域との共生・共栄に熱心だよねえ。
あからさまな宣伝臭はなく、さりげなく存在感がどっしりと在る。
梅雨空にも、ライトグリーンのウインドブレーカーがさわやかだった。
犬山・羽黒地区「堀田・鳳町 農地・水・環境を守る会」
テーマ -3-: 「 有害生物(ジャンボタニシ)の駆除 」
ジャンボタニシ・・:
1970年大阪万博ごろから、アメリカから食用の大型巻貝として登場した、と記憶する。
金魚・緋鯉のように養殖場ができたりと、鳴り物入りの新・食材。
(・・が、あんまり美味しいものでは無かった)
売れ残った巻貝は棄てられたが、どっこいこの国の水に生き延びていたのだろう。
いまでは、田植えをしたばかりの、生育途中の水稲の茎や、レンコン、くわいなどを好んで食べている。
尾張地方では、海部郡の下流域に生きているとばっかり思っていたら、ここ10年ぐらいのうちに、とうとう最上流部のこのあたりにまで遡上してきた、繁殖している。
水中ではエラ呼吸するが、茎を登ったときは肺呼吸するらしく、巻貝とはいえ大変な生命力。
日本古来のタニシは、親貝が直接子貝を産む胎生なのに、
このジャンボタニシは「卵生」で、赤いというかピンク色の卵を稲の葉っぱや用水路の壁など、水面から離れたところに卵をかたまった形で産み付ける。
この卵の時期は空気にさらされている時だけ生きられるらしく、人の手で削るように削ぎ取って水の中へドボンと落としてやると、死滅する。
卵生の小動物ゆえ、あちこちに産み付けられているので、人の目の届かないところにあるものまでは、削ぎ落せない。
結局、根負けして田んぼ一円にジャンボタニシの繁殖地となってしまう。
数の子のような形の卵のかたまりだが、その色が薄桃色で異様な雰囲気のため、子どもたちも大人も、駆除の手を差し出しにくいムードに包まれる。
天敵は、鯉、フナ、アヒル、アイガモ、ほたるの幼虫だが、今どきのパイプライン用水路農法では、田んぼや用水路にこれらの天敵君が生きられない状態。
そんな田んぼ、用水路にしてしまったのは、もっぱら効率・能率のソロバン勘定に走った農政・農法にあるわけで、これも”人災”かな。
水稲有害動物と、指定されているようだが、完全駆除はなかなかむつかしい。
犬山・羽黒地区 「堀田・鳳町 農地・水・環境を守る会」。
テーマ -2-:「田んぼの生き物調査」
子ども会の子たちと一緒に、
田んぼ道沿いの田んぼや用水路をのぞく。
ザリガニを手づかみで捕らえる男の子。
豊年エビをたくさん集める女の子。
深い用水路には大きなナマズや、大きな鯉もいたが、
深すぎてタモが届かず、生け捕りにはできなかった。
見つけた生き物を小さなノートに書き留めたり、
タモで捕まえてバケツで持ち寄る。
小学校の校長先生・教頭先生も参加して下さり、
さっそく「田んぼの学校」がはじまる。
「カエルの手足の指の数は?」
このクイズには、長老たちも??。
前足は4本。後ろ足は3本。
田んぼの学校が終わると、みんなで「さようなら、元気で!」と、
生きものたちを田んぼへ帰してやる・・。
長老から幼な児まで、田んぼの学校は 愉しい。
地元の「農地・水・環境を守る会」の活動の日。
(1)農道や農業用水路のゴミ拾い
(2)田んぼの生き物調査
(3)有害生物(ジャンボタニシ)の駆除、など。
4つの町内会、2つの子ども会、4つの農事組合。
土地改良区や土木常設員の役員、地元の銀行の有志などなど。
総勢150名ほどのイベント。
やっぱり 主役は50人ほどの子ども達、と その家族。
水田の用水にまで流れ込んでいる生活ゴミのゴミ拾い。
実際には、ウォーキングなどを楽しむ人(?)ポイ捨てした空き缶・ペットボトル・お菓子の包装袋・タバコの吸殻・散歩のお犬様の落し物袋などなど。
ひろい田んぼ道で、ワンちゃんやらご本人やらが散歩・ウォーキングするのは日常茶飯事。
「ゥワッ、汚い!」「こんなものまで見つけたよ!」
「もったいない。まだ使えるじゃん!」
こどもたち。 大人たちの会話から、
どんな思いが心にのこっていただろうか・・。