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彼岸桜                (904)

パーマリンク 2011/03/29 09:27:44 著者: hatake メール
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 彼岸桜。

 ことしも 桜色にふくらみ、開花し 満開になった。

 去年より一週間近く遅い開花。
 まあ 平年並みか。


 ことしは、「サクラの花を 手放しで愛でる」気が募らない・・。

 2011年3月11日 14:46
 東北地方太平洋沖大地震 M9.0 最大観測震度7.0 巨大津波。

 東京電力:福島第1原子力発電所。
 運転中の3基は無事 緊急停止した。
 外部電力供給施設の防御失敗。
 制御システム・冷却システムの自滅。
「低温停止」「停める、冷やす、外に出さない」が 守られなかった。

 「現地・現場・現物」を知りながら、「現実・真実」を隠す企業。
 最高責任者:社長が、国民に顔を見せない私企業の怪。
 東電は 怪物企業。
 経産省の原子力安全保安院は、いわば電力会社の監査部門。

 文科省の原子力安全委員会は、外部監査委員会。
 だが、顔を見せない・・・。 この怪・・。 

 地震津波は天災。 東電原発放射能放出は「人災」。

 「自然災害」と「投資利回り指向、利潤追求がもたらした」「人災」。
 おまけに外部電力喪失と、冷却システム機能喪失を企業は隠蔽した。


 予期しない非常事態では、初動の一歩が致命傷となる。
 初動3時間の隠蔽。 姑息な利己主義が、国民ひいては地球上の生きものに、放射線、放射性物質の放出・拡散で、これから永い間、苦しめることになった。


 彼岸サクラの 淡い桜色が いちだんとまぶしい・・。

 

想定外を超えて活路の、リーダー企業   (903) 

パーマリンク 2011/03/28 10:31:26 著者: hatake メール
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 
 想定外の事態・状況を克服するシミュレーションを、
 STEP by STEPで、進めるこそ、意思決定してこそリーダー。

 非日常、想定外の状況で、企業の社会的ミッションをできてこそ。
 経国済民、殖産興業。 企業はお客さまの幸せな世創りに貢献する。


 メガバンクはいち早く、無印無帳での、小口現金支払いで対処。
 ユニクロは、被災地域店舗の営業再開・衣料供給を最優先に実現していく。

 ローソンはとにかく次々と営業再開していく。
 クロネコ・大和運輸は、日次・時々刻々と集荷・配達区域を拡げている。
 (佐川がつづき、日本郵政がやっとこさ再開の目途をたてた)

 ソフトバンク、NTTドコモは競って、移動体通信の復旧区域を塗りつぶしていく。

 どこも、想定外の事態・状況に陥っても、さらに克服する手立てを即断即決で、段階的に、挑戦・実現していく。


 トップが想定外の事態でした、と頭を下げて済むものでもない。
 安全基準を満たしていた、認可を受けていた・・などは、何の解決にもならない。


 「想定外」という言葉は、封印しよう。 死語にしよう。
 想定外の事態・状況を克服する、手立て・筋道を立て、挑戦・実現しよう。 

想定外を超えこそ、リーダーの叡智   (902)

パーマリンク 2011/03/27 23:40:02 著者: hatake メール
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 技術者がいう想定外。
 経営者がいう想定外。

 政治屋がいう想定外。
 高官・官僚がいう想定外。

 官僚組織が言う想定外。
 リスク管理万全を標榜するビッグビジネスが言う想定外。



 想定外の場合にどういう対処をするかを、描くのが危機管理。
 想定外の事態状況で、現地現場現物」:現実真実をどう直視するかが、危機管理。

 想定内の事態状況で、手順どおり進めるは、無過失業務執行。
 想定外というは、無過失ぶって、責任逃れの方便に過ぎない。

 たぶん訴追されるであろう損害賠償請求訴訟で、無過失・不知の自己弁護の方便。
 想定外の事態状況のときどうするか、を作為しなかった過失(過失罪)であり、不作為責任に問われるもの。


 
 想定外の事態・状況を克服するシミュレーションを、
 STEP by STEPで、進めるこそ、意思決定してこそリーダー。

 

神岡町 割石温泉湯量湯温に変化 -2- (901)

パーマリンク 2011/03/26 04:26:49 著者: hatake メール
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 今は飛騨市。 神岡町・割石温泉の源泉は、1976年に鉱石探査中に地下850㍍から突然湧出して以来、41℃の30㍑毎分程度であった。

 地元の旧・神岡町が町立老人福祉センターとして、1979年一般にも開放して掛け流しの日帰り温泉(単純硫黄泉)として人気が高い。

 岐阜大学田阪茂樹教授の研究グループの観測でわかったこと。
 (出所:2011.3.20. 岐阜新聞Web版) 


 1983年日本海中部地震M7.7の発生直前に、一時的に源泉の湯量が増えて戻った。

 2007年能登半島地震M6.9の発生で30㍑毎分から44㍑毎分にまで増えて、その後1年3ケ月かかって元の30㍑毎分程度となった。

 ことし2011年2月27日の飛騨地方の地震M5.4のとき、直前27.5 ㍑毎分から、44.5㍑毎分に湯量が増え、湯温も直前40℃から2℃ほど上がって42℃に変化していた。
 
 それが2011年3月11日14:46の三陸沖地震M9.0の2分後に、源泉の湯量・湯温が急激に変動するメカニズム。

 今回は14:46の三陸沖M9.0から30分間に、宮城県沖、福島沖、房総沖の3震源域でも連鎖してM7~8の巨大地震が4個も発生し、
その間、遠く神岡の地下850㍍の源泉湯量が 増減振幅する。

 湯量が急減したり、止まってしまうのは、巨大地震の直前、もしくはほぼ同時だった。
 阪口教授は「地震予知の基礎研究を進めるうえで興味深い」と言われる。

 北米プレートの最西端部分が、北海道から北~南アルプスまで東日本の列島の背骨を形造るように在る。
 太平洋プレートが潜り込む、北米プレートの東縁で、ひずみが割れ ずり上がった巨大地震が起きるとき、北米プレートの西縁の飛騨地域で、地下水が暴れる。

 地震国、火山国の日本列島の壮大なメカニズムのうえで、日本人は生きている。

彼岸桜 開花             (900)

パーマリンク 2011/03/25 03:47:27 著者: hatake メール
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 国難の中、お彼岸を過ぎ、
 彼岸桜が、開花し始めた。


 ことしは2~3日遅れ気味。

 大地震、大津波の被災・・。
 大津波の破壊力を防ぎきれなかった福島第1原発。

 地震には緊急計画停止を うまく作動させた福島第1原発も、
 冷温停止に導く”自家発電システム”が、津波で損傷自滅・・。

 これは自然の脅威を、人智で防御するに”甘く見た”結果。
 国民の安全・安心の確保を、安全確保投資のソロバンが蹂躙。


 たとえば東北電力女川原発は、臨海ではあるが、高台に立地させ、
 今般の地震・津波にも破壊されること無く、緊急停止・再起動できている。
 女川原発では、地元住民の緊急避難場所として利用されている。


 福島第1原発、女川原発のあたりに、サクラ、コブシの花は咲くかなぁ。
 
 この国は 強い。 きっと花も咲く。
 この国は 強い。 きっと新しい華の世が来ると信じる。

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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