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国やマスコミがにぎやかに、声高くいう「食料自給率39%」。
2010年度。カロリーベース、だという。(農水省ホームページ)
農産物輸入関税を撤廃したら、輸入食料に国内農業がつぶれてしまう・・?
ところで、なんで供給された食料の「カロリーベース」換算なのだ?
売れ残ったり、調理したけど食べずに捨てたり、不健康なほど食べ過ぎたりした分も入っての自給率って、何ンの意味があるのか。
生産された食料のカロリーベースだったら?
人がそこそこに健康に生きていける必要カロリーに対する食料自給力は?
50~60~70%ぐらいは あるだろうに。
食料自給率は、食料群ごと、重量ベースで論じていた、と思うが。
このごろ、重量ベースで報じられることがなくなったのは?
「供給される食料の カロリーベース」でなければ、不都合だという人たち・・。
情報が伏せられている? 報じないように隠している?
補助金、助成制度がなくなると、不具合不都合なことでもあるのだろう・・。
やっぱり、自衛するより ないか。
家庭菜園で しこしこと畑仕事を やって行こう。
食料自給率を高めよう、
こんなキャッチコピーの見出しで報道されることが多い。
「・・・
我が国の食料自給率は2010年度で(カロリーベースで)39%。 これは先進国の中でも大変に低い率である。
オーストラリアは173%、カナダは169%。
アメリカ123%、フランス11%。
韓国が44%、台湾31%。・・・
「・・・
食の洋風化がすすんで、自給率の低い食材を使えば全体の自給率を下げていく。
米は98%だが、パンの主原料である麦は68%。
食用油の自給率はたったの3%。牛肉など畜産品は15%前後。大豆類は20%前後。
ここで? なぜカロリーベースで言うのか。
日本国内で お腹に収めた(食べた)カロリーでなく、供給された(売られた)食材類のカロリーで表わすのか?
販売されたものが持つカロリーで表わすのか?
売り上げになったものをカロリーで表わすカラクリ・・
誰のための指標か?
・・・・ 何のために、声高に騒ぐのか・・?
作家・司馬遼太郎さんのことばとして、語られる・・。
「20世紀、
人間は自然を制御できる、征服できる と考えた時代。
21世紀は、人は 自然とともに生きる。
自然の中で生かされている時代、と考える時代となる。」
熱効率のよい内燃機関で、空を飛べるようにした。
物理・化学の究極の智恵と技術で、岩石の成分から取り出した極少燃料から、原子力発電エネルギーを開発・制御した。
生物・化学の研究開発で、大増収でき、見るからに扱いやすい果実・作物を作りだした。
(哀しいかな果実は結べど、芽を出し次世代を作れない種なし果菜類だったりするが)
これからは 人は謙虚に自然に学び、自然とともに生きる、生き方の時代であってほしい・・と。
司馬遼太郎の短編「21世紀を生きる子どもたちへ」。
小学校5年生あたりの教科書で、いま子どもたちは学んでいる。
・・・・20世紀を生きてきた大人たちよ、
われわれは、21世紀の子どもたちに 夢を語れる生き方をしてきただろうか。
21世紀からの留学生たちに、何を遺して行こうとしているか・・。
せめて きれいな空と水と大地を遺してやりたい。
文部省唱歌だった 歌。
・・ 「ふるさと」
1
兎追ひし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今も めぐりて
忘れがたき 故郷(ふるさと)
2
如何(いか)にいます 父母
恙(つつが)なしや 友がき
雨に風に つけても
思ひ出(い)づる 故郷
3
志(こころざし)を はたして
いつの日にか 帰らん
山は靑き 故郷
水は淸き 故郷
このところ、無性に なつかしく いとおしい。