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§むかし むかし ・・・ おじいさんは柴刈りに・・・
敗戦後15年ぐらいは、寒の入りから立春までの農閑期に、
毎年 そだの里山へ 柴刈りにでかけた。
男の子は 毎日、学校から帰るなり、庭で薪割りをするか、
柴刈り山へ出かけて、束ねを手伝い、山積みした大八車を押した。
家路に向かい風の、伊吹おろしに泣かされた・・日課。
薪炭用粗朶(そだ)山、水田鋤き込み肥料用落ち葉掻き山。
クヌギ、アベマキ、コナラの柴刈り山。
ここの荒れ方はもっとひどい。
木の実、若木若芽、腐葉土土壌の虫もなければ、
熊、鹿、イノシシ、サルたちには、えさがない。
やむなく、ヒトが勝手に育林を放棄した人工林のくぐりぬけて、
水田、果樹地、畑地の人里、人家まで出かけなければならない。
スギ、ヒノキ、カラマツの人工林地帯を中心に、
いま、中山間地に森林が荒れ放題だ。
そろそろ収伐期だというのに、
伐採して建築用材として伐り出すこともない。
集落に隣接する里山地帯も、手入れがすすまない。
やはり荒れ放題だ。
松の山では、根元につる草が増え、落葉雑木が増え、
ヤブツバキなど低木常緑樹に覆われる。
松は力なく傾きひょろひょろ。
やがて台風か、北風かで あえなく倒木。
♪うさぎ追いし かの山 ♪こぶな釣りし この川
うさぎの餌になるものもない。
まして、赤松の下に マツタケを探す場所も消えた。
広辞苑では、
「陰暦で、正月14日から16日までの称。
小年(こどし)。二番正月。若年。」
これを「小正月」という。
いまどき小正月ということば、小正月の時期が
あいまいになっている。
「1月14日は、どんど焼き」。大正月の飾りを焚き上げる日。
おもちを焼いて、無病息災、ご利益を願う日、とも聞き伝わる。
どんど焼きは左義長、どんどとも言うよね・・で話が止まる。
「新暦(太陽暦)」は太陽の運行を基本とし、
一年を365.2425日とする暦。(グレゴリウス暦)
大政奉還、王政復古。明治維新が始まった中で、
それまでの暦を旧暦とし、一夜のうちに太陽暦の世となった
陰暦(大陰暦)(旧暦)は月の満ち欠けを基準にした暦。
新月を月のはじめ(元日)とするので、小正月は満月となる。
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畑仕事は文化だと思う身には、
とりわけ定住耕作、水田稲作文化には、陰暦が、
いや、和の国の太古の暦が似合うと思う。
【写真】正月の室礼 蕎麦打ち教室・蕎麦懐石料理の店「燕楽」さん(扶桑町)にて撮影。
東名高速道路で 浜名湖、浜松の先へ。
天竜川を越えて、遠州豊田サービスエリアで一服。
サービスエリアのすぐ北隣り一帯は、磐田が原の茶畑農園が拡がる。
なによりも天竜の空っ風の強いところ。
冬場はいつも身を刺す、“冷蔵庫の風”地帯。
サービスエリアに隣接して 横長に巨大なショッピングモールの建設が急ピッチで進んでいる。
三井不動産グループが仕掛けているアウトレットモール“磐田”。
磐田インターチェンジから1、2キロぐらいしか離れていない至近距離のうえ、このサービスエリアはETC専用出入り口がある(今はETCゲートの増設工事中で閉鎖中。’09年3月まで)
とにかく、立地が抜群。名古屋インターから100Kmちょっと。
サービスエリアに車を停める感覚で、アウトレットモールに行ける。
09年7月のオープンが楽しみだ。
天竜川を越えて 磐田原茶畑農園地帯へ仕事で出かけた。
天竜の空っ風は ひとしお寒い。
重ね着してきたが、肌まで痛いほど突き刺さる。
空っ風に 冬晴れ。
これだけの条件なら 見えるはず、と見渡せば、
あった! 霊峰・富士山!
真っ白に見える限り冠雪の姿。
思わず 遥拝・・。
今週は お江戸へ行く際、
新幹線の車窓に しっかり拝んだ。
今日また、東名高速から降りて、
磐田が原の茶畑農園から 遥拝。
やっぱり・・、「富士は日本一の山!」
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