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この国は 前世紀、世界を相手にハチのムサシが大戦に挑み、結果は大敗。
戦地に本土空襲に多くを失い、焦土に大量の復員引き揚げ同胞。
節約Re-duse、使いまわしRepair、Re-use、再利用Recycleで捲土重来を期す。
国民主権・民主憲法、衆参二院議会、義務教育新学制、農地改革。新円切り替え、協同組合、日米安保、「もはや戦後ではない」。
重厚長大、重工業化、所得倍増計画、セルフサービス、新幹線。
天然資源立国から、資源加工・工業貿易立国に転じて半世紀。
頭脳・金融・情報立国に出遅れ、人材は経営資源がコスト視される。
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台湾。台北市文化局の「今年の漢字」は「乱」。
さて次は何と出るか・・。
この国は、弥生時代から数千年間も、ユーラシア大陸の最果てで、遊牧もできず、民族大移動もせず。
同じ民族が定住し続け、水田稲作文化・日本の美を育んだ。 同じ土地を耕し、同じ海に網を入れ、同じ山で森の恵みに生きた。
国土も資源も少ない民が、文明開化で膨張する人口を支えるために、反転して大地・大海を取り込もうとするも、竹槍と神風信奉は、新素材新技術・航空機戦艦とレーダー頭脳に大敗。 地下資源を持たざる国のあり方、生き方のむつかしさを思い知らされた。
国(企業)は人なり。
教育と労働に、希望と志を立てる群れだけが生き残る。
企業(国)は人なり。
頭脳と英知を集積し、自活し汗する集団が勝ち残る。
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中国CHINAの国家言語資源観測研究センター付属メディア言語分析センターが、「注目を集めた今年の漢字」として「 和 」を発表したと、聞いた。
さて次は何と出るか・・。
㈶日本漢字検定協会が今年の漢字は「新」と発表した。
京都・清水寺は奥の院舞台で 森精範貫主が揮毫する様子が報道されて、年の瀬を思い知らされる。
「その年の“世相”を表す漢字一字」: 応募総数は16万通。
最多「新」は1万4千票。次点「薬」1万票。次次点「政」5千余票。
2008年は てっきり“縮”だと思ったが、外れて「変」だった。
ならば、2009年こそ の思いもはずれて「新」だそうな。
国内の“世相”から見れば、「変」「新」「乱」「疑」「不」・・かも。
グローバルに見たら、この国の“潮流”は「縮」であり、「沈」だ!
国力・経済・投資の縮減の「縮」であり、立志・勤労の萎縮の「縮」。
科学・技術・教育・情報IT・金融の相対的地盤沈下の「沈」だ。
夜中に窓辺の下。
防犯ライトに浮かび上がる 真っ赤な「野村つつじ」。
寒さも忘れて、パチリと撮りに出た。
「庭木の女王:野村つつじ」と言ってくれた人も、
今年の春、庭に植えたそうな。
春の芽吹きから、赤芽、緑、深い赤、・・次々と葉の色を変える。
圧巻は わが身わが樹を守るため、真っ赤に染まって散るとき。
与六(直江兼継)が教わった「紅葉の家臣」のモミジは、
きっと「野村つつじ」だったろうなぁ。
朝寝坊の枕元、電話のベル。
「ことしも飾り付けをやるから、緊急招集だョ」
このまちの歴史的建物登録文化財:「小弓の庄」。
明治42年ごろ建築の”旧・加茂郡銀行羽黒支店”復原施設。
かれこれ10年。 この時期飾り付けを続けてきた。
豆電球も老朽化して、点灯しない個所が出たりで・・・。
このごろの明るくにぎやかで大がかりなものに較べたら、
ずいぶん質素だが、やってるほうは 嬉々として。
その夜、そっと見に行ったら、点滅もうまく作動中。
(やがて 取り外して格納する手間ひまが ひと仕事だぁ。)
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