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片づけものをしていたら、「審査公報」と「選挙公報」が出てきた。
あれから もう4カ月。改めてながめていたら、ひとこと言いたくなった。
第21回 最高裁判所裁判官国民審査の「審査公報」。
今回対象は9名。略歴に続く「関与した主要な裁判」での判断開示は、難解な法曹用語を避けてわかりやすい。
「裁判官としての心構え」は、それぞれが自分の言葉で 信念、よりどころと、オフタイムの過ごし方などもあったりして、人としてのぬくもりすら感じられる。
以前の審査公報の掲載スタイルより いまの方が好ましい。
第45回 衆議院議員総選挙の「選挙公報」。
「候補者から提出された原稿を写真にとってそのまま印刷したものです」
スローガン羅列や、名前ばかりの連呼型は少なくなった。
あるべき論や、汗かきます・がんばります調が前職・元職から出てくると、KY!もの。
「政治家としての心構え・理念・決意表明」をだれにもわかることばで、必須記載事項にしてもよかったのに・・。
政党を選ぶのか、顔写真・プロフィールで「人」を選ぶのか・・、だけでなく、
もう少し、「人」「こころ」「こころざし」を知りたい。
街角の店先のテレビで、世界遺産:白川郷の嫁さんは、遠距離飛び込み結婚も よくある話し、と観た。
「40年前(20年前、10年前に)嫁いできました」
かやぶき屋根の葺き替え作業にボランテイアで参加した時、この地に魅せられた。見染められた。一目惚れして通い詰めた挙句に・・。
訪れた夏に出会い、「是非冬場の白川を見せたい」と誘われ、「雪明かりの中で縁結びしました」。「家族が生かされていく大自然が有りますから・・」
白川郷・道の駅。
さりげなく置かれたチラシ。控え目に 貼り紙も。
「自然派のパートナーと出会う スペシャルイベント」
~大自然の中で コミュニケーション~
~森に癒され、世界文化遺産を愛でる~
期日:11月5日(金)~7日(日) 2泊3日
募集人員: 独身 男女 各 10名 (40歳代まで)
参加費: 25,000円 (2泊3日 5食付き)
初日夕食:ウエルカムパーテイで集合、フレンチレストランで。
2日目 午前:朝の散歩 & 森の中で出会いゲーム-1-
昼食:弁当を 好きな場所でどうぞ。
午後:森の中で出会いンゲーム-2- & マイ箸つくり
夕方 夕食:ダッチオーブンクッキングと 石釜ピザ
チームに分かれて クッキング体験
コーヒーの自家焙煎にも挑戦
3日目 午前:里山トレッキング(名勝・大窪池の湧き水を飲みに)
昼食:各自 合掌集落内食堂にて
白川郷に生きる人、白川郷の自然に惹かれる人、大自然に自活を夢見る人・・・、「自然派人間 集まれ!!」が キーワードか。
手とり足とりややこしく口出ししない出会いイベントのようだ。
出会いのお手伝い。 参加者の自覚と自己責任を尊重します・・か。
共催者が、白川村、白川村社会福祉協議会は「さもありなん」だ。
主催者は、「トヨタ白川郷自然学校」で、研修・保養所施設を丸ごと提供主催する。
うー~ん。つべこべ言わずに、拍手!!
さきごろ成田国際空港の第二滑走路から 遠距離国際便が離陸した。
そしてこのたび、羽田空港第四滑走路が 24時間ハブ空港化を引き寄せる。
韓国仁川、スイスチューリッヒ、ドイツフランクフルトのハブ国際空港。
シカゴ、ニューヨークJFK,ロンドンヒースロー・・・。
季節の風向きに合わせて滑走路を4本、5本を組み合わせるのは常識。
シャトル列車、渋滞なしの高規格道路。24時間対応のエアポートホテル。
トランジットの利便:サービスの良さは 世界の常識。
21世紀はアジアの世紀。
アジアの玄関:ハブ凱旋門はソウル(仁川)か?上海か?東京か??
地べたの上の線引き、用地造成、財源引き当て政策論争・・。
国際空港規模・運用システム・アクセス利便・騒音景観・・。
それも「大事」だが、10年先には2軍落ちするニッポンが、アジアの通用口になり下がらないための国策をぶち上げよう!
時差ぼけ馴らし、ショートステイ観光にピカイチはTOKYO。
フジヤマ、はとバス、おいしい水、治安の良さはダントツ。
3000年間も 同じ土地を耕して食糧自給できる水田稲作「穂の国ニッポン」。 「もったいない」「おかげさま」、ありがとうの「おもてなし」。
カラクリの国、識字率100%、夜でも一人歩きができる国。
この国は、世界に冠たる”第七の文化・文明の文化圏”。
狭い島国に100近い空港。
まるで幕藩体制時代に、各藩が長崎・出島、函館の湊を持つがごとし。
高い着陸料の木戸銭で、各藩の出島へ扶持を与える「特別会計」は、Yokoso Japanを遮る鎖国政策。
そろそろ、開国し、あたらしい自立へ離陸するときではないか。
あの金沢・兼六園をわが庭とする「成巽閣」。
当初「竹沢御殿」と呼ばれ、のちに「巽御殿」と呼ばれる重要文化財・建造物。
寺社仏閣の宮大工のワザと並んで、御殿造営の”御殿大工”のワザ。
日本建築の屋根は、その形から、切妻造り、宝形造り、寄棟造り、入母屋造りと いろいろある。
成巽閣は、現存するだけでも建坪450坪。
成巽閣は、すべての形の屋根で、つながっていると 見た。
その屋根は、いずれも「杮葺(こけらぶき)。
杮板(こけらいた)は、いずれも”サワラ”の樹種が使われている。
ちょうど修繕工事中で、重ね張りにする大工手順が、
文字通り、手に取るようによくわかった。
加賀百万石・金沢城主12代前田斎廣(なりなが)の隠居所として、文政5年(1822)に造営された「竹沢御殿」。
敷地4000坪。その庭園は兼六園と命名された。
竹沢御殿は、その後縮小させながらも巽御殿となり、
こんにちの「成巽閣」となる。
この成巽閣。建築の面でも、おどろきがあった。
社寺仏閣の宮大工と同じく、御殿造営にも大工(建築)のワザの粋・頂点を極める、匠の技法が随所に施されている。
成巽閣では、庭園に面した廊下・縁(縁側)は、
20㍍も柱無しで、広縁の庇(ひさし)を、当然に屋根を支えている。
「桔木(はねぎ)」と呼ばれる隠し垂木を、2㍍間隔に、何本も庇の裏に仕込む。
長さ10㍍の松材の垂木を、軒先から~縁から3㍍の内廊下の柱と梁を支点として、あと7㍍を、屋根の小屋組みの中で保持する。
梃子の原理で、3㍍もの 柱無し庇を支える。
部屋の中から広い視野で、庭園を眺め、愉しむことができる”ワザ”。
この”ワザ”を 目の当たりにして、正に 絶句・・。
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