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10月18日から28日まで in Aichi-NAGOYAで開かれた、
生物多様性保全条約締結国会議第10回 in Aichi-NAGOYA.
期日を過ぎても会議を成果ある議定書を採択するため、議長裁文案を評議しつづけ、10月29日深夜(30日午前1時30分)議長国NIPPONの議長:松本龍環境大臣は、参加国いずれも異議無く合意を宣し、木つちを鳴らした。
「名古屋議定書」と「愛知ターゲット」の採択・・!
21世紀は 環境の世紀 と方向付けした「1997年京都議定書」(地球温暖化防止を目指し、温暖化を促す排出ガスを1990年比5.2%削減を2013年までに数値目標を達成する)とともに、
生物多様性・生態系の保全と利用に枠組みをはめる国際ルールを作るため、
名古屋、愛知を冠った議定書、宣言が成ったのは,悦ばしい。
「名古屋議定書」:
生物資源の利用(生物の遺伝資源の利用:医薬品、生化学物質)で得られる利益の、資源採取・産出国、製品開発・製造国の間での、公平な利益配分を定めようと、国際ルール作りを約束する。
「愛知ターゲット」:
地球上の生物多様性・生態系を守る(保全する)ための国際目標を設定する。2020年までに陸域の17%、海域の10%を、人の手を加えない保全保護区域とする数値を目標とする。
COP10に先立って10月11日~15日の「カタルナ議定書第5回締結国会議(COP-MOP5) in Aichi-NAGYA」では、遺伝子組み換え生物による生物多様性(生態系)保全および持続可能な利用への悪影響を防止するため輸出などに枠組みをはめることが合意されている。つまりここにも遺伝子資源へのアクセスの危険性防止と、利活用する利益の配分を国際ルール化する、方向付けが先行して開かれていた。
経済が水深深く低迷し、政治が領土領海を毅然と守る覚悟の声が小さく、井の中の政局政争に明け暮れし、新しい事業・新しい起業の意欲を沸き立たせず、働き糧を得る機会に出会えない人々が巷にあふれるなかで、ン十年前の研究論文でノーベル賞の栄に浴するところと、豊かな自然を守り続けていこうとする国民の力とだけが、かろうじてこの国の誇らしいところ・・。
人と自然とが共生して生きる社会、国際社会を確立し続ける議定書・宣言の発信基地を 強固なものにして行きたい・・。
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