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霊長類。 その寿命を詳しくは 私は知らない。
自立自活できるまでは親元と群れの保育子育てに庇護される。
親離れしたあと群れの増長、群れの安全保障に働き、優勝劣敗でDNA保存に励み、長生きする。
「子を産み、糧を狩猟する戦力(能力)」が無くなったとき、
(群れの足手惑いとなる前に、 群れの食い扶持を減らすため)
戦力外選手は、群れを去る。
自活できなくなれば 弱肉強食の摂理で天寿全うする、らしい。
群れのボスであった長老が、引退後も永らく群れに留まることがある。 つまり、生産就労年齢でもないのに、「群れに居候させてもらえる長老」が存在する。
群れが一頭の長老の残留を許容し希求するのはなぜだろう。
仮説を立てれば、
「危険予知の予報台・危機回避の参謀補佐官」、
「水と食いつなぎ食材のありかの記憶媒体」、
「危機存亡の攻守の非常時の特攻隊長・しんがり隊捨て石」・・
このあたりに、群れの安全保障盟約が保たれているのでは。
“智恵と技の、DNA創りと伝承教導”で貢献できなくなったとき、
長老は みずからの意志で退場し、滅入って行く。
象は“象の墓場”で他者の糧となり、象牙を残す。
霊長類は“次世代の後宮”で、群れに進化の核DNAを残す。
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