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朝夕が少し 暑さが和らいできたこのごろ、
稲田の稲が一気に 穂を出し始める。
ここ2、3日の間に いっせいに花を開きはじめた。
花は 風がやわらかくそよぐ時間に、咲くようだ。
二枚の殻の間から、小さなうす緑の花(おしべ)を
1センチほどクィッとのばす。
めしべは殻の近くにあって、風でふきこぼれた花粉を受けて受粉する。
きょう 午後遅くに撮影した「稲の花」は、
おしべはすでに役目を終え、受粉しためしべたちばかりのようだ。
品種改良と 本田植え付け(田植え)時期の加減で、
いわゆる二百十日・野分・台風時期より早目に、開花・受粉させる稲作が多い。
受粉しためしべは殻の中で籾(もみ)となり、
稔りの秋へと生長する。
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