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9月26日は 「伊勢湾台風の日」

パーマリンク 2008/09/26 22:02:14 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 今朝 消防署のサイレンが鳴りはじめた。
 スワ!何事か。
 今日は伊勢湾台風の日だから、防災訓練か?
 どうやらボヤ火災らしかったが やはり緊張した。

 昭和34年9月26日は、
 忘れようのない台風15号の直撃を受けた日。
 直撃を前に、住民は避難場所へ。
 当時、地域の自警消防団最年少組の団員。
 地域の見回り留守隊として居残った。

 何軒もの家が倒れ、屋根壁が吹き飛ばされる。
 猛烈な風の圧力と 途切れることなく殴りつけてくる豪雨・・。

 深夜突然に、うそのように風が止み、
 夜目にも真っ青な青空がひろがる。
 満天ではないが、キラキラと吸い込まれる星空。
 身体も目も固まった。 
 台風の目は 小一時間も続いた。

 ***

 「昭和20年7月ごろ、遠州灘から発進した戦闘機が、
 真昼時に超低空飛行で迫リ来るときに、
 固まってしまった自分があった」のを、
 無風無音の、静寂の台風の目の中で連想したこと・・・、
 いまでも想い出す。

 操縦桿を握る飛行士の姿が脳裏に焼きついている。
 機銃掃射の弾を自分は被弾しなかったが、
 近所の叔母さんが肩を射抜かれておられた・・。

 伊勢湾台風の目の中の満天の星空と、
 グラマン戦闘機の銃座の姿とは、
 幾つになっても セットになって思い出される・・。

 ***

 昭和29年9月26日の洞爺丸台風。
 昭和33年9月26日の狩野川台風。
 昭和34年9月26日の伊勢湾台風。
 統計上、台風襲来の特異日。

 きょう平成20年9月26日は、
 おだやかに夜が明け、おだやかに過ぎていく。
 今年は本州を直撃する台風がまだ来ていない・・。


 

「羽黒地域 農地・水・環境を守る会」   平成20年9月14日の実践活動

パーマリンク 2008/09/14 22:31:35 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「羽黒地域 農地・水・環境を守る会」平成20年度第2回実践活動が 9月14日(日)に行なわれた。

 本日も 朝8時に集合。
 堀田・鳳町の町内会、子ども会、農事組合、小学校の教頭先生や市役所担当課の人、それに地元の信用金庫からは支店長以下6人も協賛参加。

 仲秋の名月の日、朝からからりと晴れて明るい田んぼに囲まれる。
 田んぼ周辺の河川・用水、農道のゴミ拾い、生きもの調査、外来悪玉生物の駆除などなど。

 
 三方擁壁の水路にジャンボタニシの卵がべたべたと。
 ついにこの地区の田んぼにもやってきた。
 コンクリート擁壁の水中にはびっしりとジャンボタニシがへばりつく。

 「おじさん!なまずやどじょうは どうして居ないの?」

 田んぼのほ場整備事業は日本中いずこもパイプライン灌漑。

 100年先までの生態系より、減歩率極小化、工期短縮、工事費用圧縮工法など、効率・そろばん勘定が優先されたのか。

 「おじさん!トンボやイナゴは どこに居るの?」「白サギは?」

 稲作をしていない8ヶ月間は 田んぼも用水路も干上がる。
 冬場、乾田・畑化された田んぼ。
 化成肥料の分解はすすむのだろうか。

 唱歌「ふるさと」「春の小川」の田んぼの魚たち・生きものたちをはぐくむ田んぼを残してやれないのが、辛い。 口惜しい。

 のぼりにいわく、「子孫につなぐ環境」「食の安全」。

 殺虫剤残留事故米の不正流通、闇の経済が暴かれるこのごろ。
 みんなで田んぼを守ろう!
 みんなで安全・安心なお米を届けよう!!

 
 あと一ヶ月で稲刈りだ。 今年の新米のお味はいかが?


 
  

田んぼの下は昔木曽川の河床だった。

パーマリンク 2008/08/29 11:32:18 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 田んぼ道の通りがかりに 池を見つけた。


 真夏に生長した稲が穂を出し、稲の花を付けている。
 そのすぐとなりの田んぼが砂利採取とやらで 深さ9mまで掘り下げられている。

 おいしいお米がとれる粘土質の田んぼの土の層は7、80センチで、その下はまるで川原の石ころだらけ。
 石ころは御影石ふうでこの近くの里山の岩石とはまるで違う。

 せいぜいかぼちゃ程度までの大きさで どれも角もなく真ん丸い。
 100km以上はゴロゴロと転がってきた様子。

 どうやら御嶽山、恵那山あたりの岩石の顔で、
 このあたりも ン百万年前に木曽川の河床だったという話が思い出される。

 今も使わずに残っている古井戸は、このあたりでは4、5間も掘ればきれいな井戸水が汲み上げられる。
 
 9mというその底は見えないが 水がしっかり溜まっている。
 緑色できっと養分も多いのだろう。

 石ころはどれも同じ顔だが、白っぽい砂礫の層あり、黒土の層ありで、土石流、大洪水の繰り返しが見てとれる。
 こんなにたくさんの岩石、土砂を運ぶ木曽川のすごさと恵みを思う。
 木曾の山々は 現在の倍くらい 5~6000㍍級だったろうか・・。


 

稲の花

パーマリンク 2008/08/27 19:54:54 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー


 朝夕が少し 暑さが和らいできたこのごろ、
 稲田の稲が一気に 穂を出し始める。

 ここ2、3日の間に いっせいに花を開きはじめた。
 花は 風がやわらかくそよぐ時間に、咲くようだ。

 二枚の殻の間から、小さなうす緑の花(おしべ)を
1センチほどクィッとのばす。
 めしべは殻の近くにあって、風でふきこぼれた花粉を受けて受粉する。

 きょう 午後遅くに撮影した「稲の花」は、
おしべはすでに役目を終え、受粉しためしべたちばかりのようだ。

 品種改良と 本田植え付け(田植え)時期の加減で、
いわゆる二百十日・野分・台風時期より早目に、開花・受粉させる稲作が多い。

 受粉しためしべは殻の中で籾(もみ)となり、
稔りの秋へと生長する。

処暑の夕焼け

パーマリンク 2008/08/25 00:59:02 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 立秋から はや半月。

 きょうの浪速の街は 残暑の峠かと思わせる暑さだった。

 その帰り道、
 休憩で車を降りたら「涼しい!」と感じた。

 夕焼け空は 赤く、しかも いわし雲。

 「暑さも止む」という処暑は もう過ぎた・・。

[写真]名神高速・養老サービスエリア(上り線)にて。
   2008.8.24.18:38 撮影。

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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