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忘れられないドラマのシーン:
・・・・翌朝、お藤は、庭にある紅葉を見上げて静かに諭した。
「 木は、厳しい冬を乗り越えるため、力を蓄えねばなりません。
紅葉が散るは、その身代わり。
燃え上がるようなあの色は、
わが命より大切なものを守るための、決意の色。
そなたは、あの紅葉になるのです。
紅葉のような家臣になりなされ。 」
与六は驚きで声も出ぬまま、お藤を見上げた。・・・・
「紅葉の家臣」:”戦乱の世”に生まれたニッポンの生きざま精神。
【写真】NHKテレビ大河ドラマ「天地人」最終回より。
*お藤:与坂城主直江景綱の妹で与六の母。与六:のちの直江兼継。5歳で長尾喜平次(のち上杉景勝)の小姓となる。
*原作:火坂雅志「天地人」。脚本:小松江里子、NHK「天地人」。
久しぶりに 尾張富士の裾野に在る「博物館・明治村」へ。
いつも すぐ脇の県道・入鹿池を走って、高速道路ICを使う。
近くて遠いは なんとやら、で、園内に入る機会が少ない。
50年までは、隣の山へ「柴刈り」(焚き木採り)に入っていた。
毎年 初日の出、石上げ祭りで尾張富士は 庭先みたいなもの。
紅葉、モミジの色づきが こんなに佳かったかな・・。
曇り空だが、急に思い立って、入ったので 色と光はいまいち。
モミジの名所にしてもいいくらいに「イロを楽しむ」。
「鳴子踊り フェスティバル」総踊りも 愉しんだ。
免許証の更新で 地元の警察署へ。
ポスター標語に、釘付け・・。
「安心して暮らせる 安全な街の確立」。
このところ、「ことばの一語」の光の強さを探していた。
こんなにさらりと、すとーんと言い尽くしていることば。
こんな身近なところに 日々励んでいる人たちが居た!
「安心」して暮らせる「安全」な街の確立。
その心意気が、呼びかけを後押しする:
(1)みんなでつくろう安心の街
~犯罪を防いで 明るい新年を迎えましょう~
(2)まだいるの 飲んで乗る人 飲ます人
~飲酒運転を根絶しよう~
(市の広報 「警察署だより」)
食品を扱う、ある会社で、わが社の理念(家訓)は何かを議論した。
安全第一か、安心第一かなど いろいろと・・。
『 安全を保証しつづけ、安心の信頼を得ること。』
つまりは、内向きに心する。外向きに約束をする。
「食の安全」は当たり前のことで出発点。
「食に安心」を得てこそ、明日への「信頼」と「信用」になる。
お客さまのごひいきを得てこそ、わが社が評価される。
このごろ・・、「ことば」の一語、一語を慎重に読む、慎重に使う、その大切さがズシリと重い。
「食の安全」。
ひところほどには、トピックスにならない。
工場の標語に「安全第一」。
マスコミのトピックスにならなくても、事業所のバックボーンだ。
スーパーSMで「安全をお届けします」との標語も見た。
保険商品で「安心を約束します」とかも・・。
「国産食肉は安全だ」と言えば、国産食肉そのものが安全だということだろう。客観的に安全だ、危険は無いと評価した言い方。
「国産食肉は安心だ」と言えば、安心できる様子だということだろう。主観的に安心だ、心配しない、不安は無いと評価している。
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