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初雪が 冬至の直前にやってきた。
ことしは大豊作で 半分しか採れきれていなかった柚子の樹。
綿帽子の樹には しばらく近づきがたくなった。
「冬至の ゆず湯。ひと風呂浴びて とんがん(とうがん)を食べる」
おふくろが この時期 欠かさず勧めた”風邪予防”の暮らし方。
ゆず湯。 ふんわりした柑橘系の香り。身も心もほっこりする。
究極のアロマテラピー。 日本独特のエコロジカル ライフ。
京都の宿で聞いたことがある・・
なんきん南京(おかぼ・かぼちゃ)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)。
七つの”ん””ん”を食べると、「出世運」が強くなるそうな。
和菓子屋さんの店先には、柚子まんじゅう、柚子もち、柚子羊羹。
自分は 「ゆずぽん」(柚子入りぽんず)を 好んで よく使う。
初雪。 初冠雪。
好んで食べるヒヨドリも、きょうはまだやってこない。
ねぐらが水漏れで忙しいのかな。
雪には赤い実が似合う。
日の丸を連想したのは 何だったのだろう・・。
葉を落とし、春を夢見て耐えてる梅の幹に、
白化粧も また似合う。
( 雪には 赤い実が似合う )( 春を待つ梅の幹にも 白化粧 )
春はサクラ。 夏は緑陰。 秋は紅葉。
初雪の満開サクラ。
これぞ「五条川の四季」
(「五条川の四季」 初雪)
(「五条川の四季」 初雪)
(五条川の彼岸桜。毎年 一番乗りで満開となる樹。)
風雪に生き抜いてきた建物には風格がある。
創建100年になる「小弓の庄」(まちつくり活動拠点施設)
(旧・加茂郡銀行羽黒支店 復原施設)
あれこれ講釈は 無用。
あちこちから 雪化粧を愉しんだ。
(雪化粧の「小弓の庄」)
(雪化粧の「小弓の庄」)
この地方にも冬将軍がやってきた。
「これで冬タイヤが売れるぞ」と喜ぶクルマ用品屋さんの姿が目に浮かぶ。
世界遺産・白川郷も一夜で積雪50㌢の銀世界に 早変わり。
物流商流の頼み:高速道路は、わずかな積雪でもすぐアキレス腱が切れる。
高速道路無料化云々もいいが、 この小さな島国で、陸の動脈は国の備えとして、厳寒でも滑らかに流れる動脈静脈を維持することが 焦眉の課題ではないか。
アジアのハブ空港誘致合戦の前に、 厳寒にも閉鎖をしない滑走路、空港機能の確保維持が先決ではなかろうか。
床暖房技術に長けてきた土木建設業界の智恵をもってすれば、雪に埋もれない、凍結しない滑走路改造などたやすいことだろうに。
一人ひとりが得意なことをとことん考え抜けば できない相談ではない・・。
北陸の城下町・宿場町では 極寒でも雪駄で歩ける路地、湯気立つ融雪のからくり路地を持ってきたではないか。
この分では、今夜もまた 雪が降り続くなあ。
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