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「 雲つかむごと 枝ひろげ 枯欅 」(三村春代・作)
樹高のある欅(ケヤキ)は成木になると 見上げる大きさになる。
「大欅 枯れていよいよ 位あり 」(内山芳子・作)
「葉におおわれているときも立派な木だったが、
枯れ木になってますます品格が感じられるというところに欅らしさがある。」
と俳人・片山由美子氏が評しておられる。
(小学館「日本の歳時記」35号)
たしかに夏姿も どっしりとしている。
芽吹き。若葉。 みどり。木陰。蝉しぐれ。 紅葉。落ち葉。冬木立。
うーん、みんな いい・・。
北窓の先、軒下の植え込みに 年季の入ったナンテンの大株がある。
年の暮れの手入れで、混み合っていた枝を思い切り間引いた。
透けて青空が見えると喜んでいる。
毎年 変わりばんこに 赤い実を食べに来るのに、
鳥たちにとって、今年は“不作”だ。
きょうまた大柄な鳥が来て、さんざんに食い尽くしていく。
尾が かなり大きい。ひょっとしたら「もず」か?
昆虫が主食のモズが!?
口ばしが 曲がるほどでもないから、やっぱり「ヒヨドリ」だ。
大食漢のヒヨドリ。
この時季 太りすぎ! メタボか、この子は・・。
うだつの上がる町並み・美濃市。
:国選定美濃町重要伝統的建造物群保存地区:
町並み地区へ向かうバス通りで 見かけた。
エアコンの室外機やプロパンガスボンベなどの格子戸作りカバー。
町内自警消防の消火器の備えも うれしい。
改築改装助成金があるとか、ないとかはともかく、
木造家屋で長く暮らす。
便利不便、もの入り云々より暮らし方を添わせる。
気候風土に合わせ、時代に合わせ、
おたがいさま、おかげさまで暮らす。
暮らしてみたくなる町並み。
人びとの心意気、心配り、気配りがあたたかく 美しい。
「うだつの上がる町並み」美濃市で、
”半鐘”に気づいた。
火の見櫓の上でなく、町屋の軒先に。
火災、洪水などの警報に打ち鳴らす。
今もこの町では いつでも使える状態だ。
ひとびとの心意気がうれしい。
板取川を上へ、関市洞戸(旧・洞戸村)高賀神社を訪れた。
農耕の神、祖霊の山、・・”高賀さん”。
板取川沿いに入るとき、
和紙の里、うだつの街・美濃市を通るとき、
いつしかたどりつくのが、高賀山、高賀神社。
「四季の香り」というなら、高賀神社が そのものだ。
きょうも 大寒の香り。
高賀の神水のありがたみが 理屈を超えて伝わる。
「円空仏」の円空上人。
高賀神社内の「円空記念館」。
「高賀癒しの郷」で“癒しのひととき”が心地よい。
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