カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

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えんどうの花

パーマリンク 2009/04/21 17:42:33 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 秋から冬へ。冬から春へ。
 今年は畑仕事がほとんどできなかった。

 健康を損ねたわけでもなく、野良仕事に無精になったのでもない。
 お出かけ仕事から帰って、さあ畑仕事をいうときには、
 短い冬の陽が 西に傾き、手元が暗くなってしまうせい。

 今年は天竜川の先や、鈴鹿川の先へのお出かけ先が続き、
 面倒をみてやれなかった。
 
 それでも えんどうがそれなりの姿でつるを延ばして、
 きれいな花をつけてくれた。
 おかげで、ことしも幼児の大好きなエンドウを食べさせてやれそうだ。

芽吹き (野村もみじ

パーマリンク 2009/04/20 03:35:14 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 小枝の元までつよく剪定伐りをしても、
 春にはググッと新芽を押し出してくる「野村もみじ」。

 2月の終わりごろから すでに樹液の活動を始めている。
 新芽が一気の30センチにも延ばして、
 びっしりと葉を繁らせてくる。

 春の新芽は深紫色に、抑え目にいつの間にか枝を混み合わせてくる。
 春の紫外線をぐんぐんと吸収して、深緑色に変身し、
 これぞ日本のミドリ色となる。
 
 やがてあざやかな紅色のモミジの葉色で、真夏の陽射しを受け止める。
 野村つつじ。 目立たず、気の置けない存在感の庭木。
 庭木の女王といった人もいるほど、やさしく 強い。

プロペラ機人生

パーマリンク 2009/04/19 16:49:35 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 いずれお迎えが来る人生。
「P.P.K.人生」がいいな・・!という。
 ピン ピン コロリの人生。

 「現役を勤め上げた。これからは時間がある。
 いままでできなかったことをしながら、のんびり自分の時間を持ちたいと思います・・」
 なつかしい便りに出会う。
 「ヘリコプター人生」のように、ゆっくりとおだやかに過ごされるのだろう・・。

 片や どうか。 あしたこうしたい、来年はこうありたい・・と、
 これから先ばかりに せかされている。
 どうやら燃料切れで、レーダー画面から機影が消えるまで、
 この大空を 飛び続けていくだろうな。
 まるで「プロペラ機人生」。

 周りを明るく照らしつづけ、
 ポッと燃え尽きる「ローソク人生」もいいな。
 

チキンラーメン(2)(ラーメンが日本語になった日)

パーマリンク 2009/04/18 01:56:09 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 インスタントラーメン(即席ラーメン)が日本で誕生してから50年になる。
 日清食品の創業者:安藤百福さんがまだ「サンシー殖産」当時のこと。
 家族が天ぷらを調理しているのを見て、その天ぷらを口にした食感からひらめいた。
 ゆでた中華そば麺を「油の熱で乾かす」瞬間油熱乾燥法。

「nissin即席チキンラーメン」は1958年(昭和33年)8月25日に新発売。
 いつでも、どこでも、だれでも、お湯さえ注げば出来上がり。
 またたくまに「おいしい」「簡単」「便利」と、消費者の支持を集めた。

 昭和の文化遺産といわれる岩波書店の「広辞苑」の1950年(昭和30年)版では、「ラーメン【老麺】(中国語laomien)中国風の麺料理。支那そば。中華そば。」とある。
 他社の辞典では、ラーメン中国語【垃麺lamian】中華そばの一種とか、
 また、ラーメン中国語【老麺ラオメン】中国風麺。料理の一つ。中華そば。・・とかになる。

 1958年(昭和33年)といえば「一万円札」が登場した年で、大卒者初任給13,467円、国鉄初乗り10円、お風呂屋入浴料16円の時代。
 
 一袋85g入り「35円」の「nissin即席チキンラーメン」は、“爆発的な”売れ行きとなった。
 チキンラーメンは「支那そば」「中華そば」「老麺」「垃麺」に代わって、「ラーメン」という呼び名で広まって今日に到っている。

チキンラーメン

パーマリンク 2009/04/17 11:23:02 著者: モリゾー
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 インスタントラーメンは、たぶん日本人初の発明だろう。
 ニッポン発の文明・文化のひとつだと思う。

 日高の昆布、ひじき、ジャコ、身欠きニシンとも違う。
 干しぶどう、干し柿、干し大根とも違う。
 梅干し、なれ寿司とも違う。

 もうひと手間かけるとすぐ食べられる状態になる。
 とき、ところを選ばずの携行食品で、
 千年来の乾飯(kare-i-i 握り飯)の知恵、文化を超える。

 10代の終わりごろ、素人の無謀登山だが、
 飛騨乗越から槍ヶ岳を目指した。
 ビバークし 雷鳴土砂降りの中でかじった、
 あの日の チキンラーメンが忘れられない。

 マグロの缶詰、するめ、キャラメルより、チキンラーメンだった。
 半世紀経っても、一杯のチキンラーメンは おいしい。

 日清食品の製造開発で、瞬間油熱乾燥法の「技あり!」。
 熱湯のひと手間で、いま世界のすみずみで、愛され食される。
 ヒトの生きざまの本源に合う「ものつくりニッポン」の本質なのだ。

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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