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「あっっ! 鳥! 白い鳥・・」
走る車の中から、童が張り上げた大声。
田んぼ道の先に、田ノ神を祀る社の森。
伊勢湾台風の直撃で、神の森は まる裸。
風倒木を片付けて植樹され、ヒノキの森へ大変身。
”農林省”肝いりの圃場整備事業。
碁盤の目区画整理でも残されて、
山ノ神様の降臨地の森(田ノ神様)は安堵された。
いま、シラサギの定宿となる。
シラサギは北から飛来する夏鳥・渡り鳥と思っていたが、
この半世紀 年中居残る「留鳥」となったらしい。
徳島県(だったと思うが)では「県の鳥」とか。
∬ シラサギに 留守居を頼む 山ノ神 (モリゾー)
通りがかりに見つけた工場の看板・・、
「あなたの愛車の整形・外科」。
言いえて 妙。 説明も要らない。
この自動車整備工場の脇を この数十年間いつも通っていた。
気付かなかったなあ。
「かかりつけのお医者さん」「かけりつけ薬局」など、
自分をアピールしたい側のうたい文句か、お客さまの信頼のことばか。
困ったときの強い味方、
それが「あなたの愛車の整形・外科」。
「高速道路通行料が高すぎる」「全部無料化する」。
潮目が変わり、実施時期が取り沙汰される。
高速道路を 日常茶飯に使うので、「朗報だ」。
移動先へのルートがシンプルにわかりやすく、疲れない。
時間も短縮されて、能率が良い。
どうも話がうますぎる。
横移動距離は上(高速道路)でも下(一般道)でも変わらない。
所要時間、快適さ、疲れにくさ、足回りが長持ちする。
この差があるのに、時間軸なども「無料」は虫が良すぎる。
鉄道と同じように「横移動料」は下(在来一般道)と同じ(普通運賃=この際”無料”)でも、
「時間短縮料」「快適料」部分は、特急料金見合い分ぐらいは、利便受益者が負担する、これが利用者として”居心地がよい”。
政権争奪の勢いで、振り子が大きく振れたとき、
言った言わない、と言葉尻の争論は”無益”で”愚行”。
もっともっと「高速道路」の本質、原論を深める時代ではないか。
“就職 超氷河期”だという。
「就職」。 「職」に就く。
「身体に職を就け、どう生きるか」。それが巣立ちの”就職”。
ではあるが、そんなことより
まずゼニを稼がなければならない時期もある。時代もある。
だが、中高等教育(高校・大学)の教育者が、
「就職率(実態は就社率)」の評価に 右往左往するさまは哀しい。
「教育」は知識と技能・技術を「学ぶ力」を身に付けさせ、「自分の職を決めて、どう生きるか」を「考える力」を付け、ことばを使って「伝える力」を付けさせることではなかったろうか。
「EDUCATION」は「生きる力を付けさせること」。
日本語訳の「教育」は どうも「知識を授けること」に偏ってはいないか。
「13歳のハローワーク」がベストセラーになって 久しい。
18歳の子どもが、せめて「28歳の自分は、こう生きていこうとしていたい」と言えるように・・。
「28歳の自分になるために、就“職”する、進学する」と言えるヒトつくりをしたい。
“就職 超氷河期”だという。
50年前 高度成長期にさしかかると、企業はヒト集めに走った。
集団就職。 就職列車。 独身寮。社宅団地。 公団住宅。
石油化学工業の進展で、炭鉱から工場へ。
工業製品輸出と引き換え輸入となった木材、果物、畜産加工品の関税撤廃・自由化で、農山村から町の工場へ。
終身雇用・年功序列。新卒者初任給は横並び・就職協定。
新卒者採用活動は”青田刈り”で、採用内定時期は早くなった。
「どんな職をやりたいか」「どんなふうに生きるか」を聞き届けるよりも、ヒト(アタマ数)を集めて、身に付ける「職」は 企業内教育(OJT)が施した。
卒業生を送り出す「学校」教育は、「知識」(ペーパーテスト)だけで、社会(企業)は善しとした。
ペーパーテスト全盛、「就職率ランキング」で、学生募集した(実態は就社率)。
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