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「われわれはいま危機の真っただ中にある。」
「われわれが直面する試練は本物だ。」
「だが知ってほしい、この国は克服すると。」
「この日、われわれが集まったのは、恐怖より希望を、
いさかいや不和を超越した共通の目的の下に団結することを
選んだからだ。」
「あまりにも長い間、この国の政治を窒息させてきた卑小な恨み言や偽りの約束、非難の応酬や使い古されたトグマ(教義)に 別れを告げる。」
「われわれの国はまだ若いが」、「子どもじみたまねをやめるときだ。」
「忍耐の精神を再び掲げよう。」「より良い歴史を作るときだ。」
「神の前ではすべての人民が平等で自由であり、
幸福を追求するためのあらゆる機会に恵まれているという、
世代を超えて 受け継がれた崇高な理想を実行に移すときだ。」
*****2009.01.20.オバマ米第44代大統領就任演説(共同通信)から引用****
「われわれはいま危機の真っただ中にある。」
「一部の強欲で無責任な人々のせいだけでなく、
皆が困難な道を選び 次の世代に備えることができなかった結果、経済はひどく脆弱になってしまった。」
「家を失い、仕事は減り、商売は行き詰った。
医療費は高過ぎ、学校制度は失敗している。」
「われわれのエネルギーの使い方が、・・
私たちの星を脅かしているということが日々明らかになるばかりだ。」
「・・深刻なのは、自信喪失が全土に広がっており、
この国の衰退は避けられず、
次の世代は 下を向いて生きなくてはならないという恐怖だ。」
「われわれが直面する試練は本物だ。」
「深刻で数多くあり、容易に短期間では解決できない。」
「だが知ってほしい、この国は克服すると。」
*****2009.01.20.オバマ米第44代大統領就任演説(共同通信)から引用****
いま、里山が荒れている。
ヒノキ、スギを植林した人工林の育林施業放棄地。
スギ、ヒノキは 枝打ち、間引きもされず、
50年経っても、密植されたままで、用材になりそうな樹がない。
陽射しが地面に届かず、土壌・表土は薄い。
山の斜面の崩落、土砂の流出を抑える根の張りも うわべだけ。
腐葉土も層を成さず、夏の大雨をたたえるだけの保水力もない。
毎年ちょっと“集中豪雨”が降ると、中下流では浸水、洪水騒ぎ。
どうかすると「地球温暖化で集中豪雨、鉄砲水が増えた」という。
日本中の人工林の谷、沢が崩落し、川を泥流土石流で破壊し、
濁り水は河口、沿海部の藻類、植物プランクトンを全滅させる。
せめて、流域、河口部に都市、事業所、人口が多い河川の、
源流部、上流部の人工林、里山地帯だけでも、
選択的に(なんとか特区でもいい)カネと、仕事を求めるヒトを、
集中投入して、流域に自然の営みの力を元に戻して、
真水とミドリの里山、里地、里海を取り戻してやれないだろうか。
二兆円も投入すれば、
人工林、里山、田んぼの「むら」は蘇えるキッカケになるのでは・・。
水源確保、真水の貯水、みどりときれいな空気のゆりかごが安定する。
§むかし むかし ・・・ おじいさんは柴刈りに・・・
敗戦後15年ぐらいは、寒の入りから立春までの農閑期に、
毎年 そだの里山へ 柴刈りにでかけた。
男の子は 毎日、学校から帰るなり、庭で薪割りをするか、
柴刈り山へ出かけて、束ねを手伝い、山積みした大八車を押した。
家路に向かい風の、伊吹おろしに泣かされた・・日課。
薪炭用粗朶(そだ)山、水田鋤き込み肥料用落ち葉掻き山。
クヌギ、アベマキ、コナラの柴刈り山。
ここの荒れ方はもっとひどい。
木の実、若木若芽、腐葉土土壌の虫もなければ、
熊、鹿、イノシシ、サルたちには、えさがない。
やむなく、ヒトが勝手に育林を放棄した人工林のくぐりぬけて、
水田、果樹地、畑地の人里、人家まで出かけなければならない。
スギ、ヒノキ、カラマツの人工林地帯を中心に、
いま、中山間地に森林が荒れ放題だ。
そろそろ収伐期だというのに、
伐採して建築用材として伐り出すこともない。
集落に隣接する里山地帯も、手入れがすすまない。
やはり荒れ放題だ。
松の山では、根元につる草が増え、落葉雑木が増え、
ヤブツバキなど低木常緑樹に覆われる。
松は力なく傾きひょろひょろ。
やがて台風か、北風かで あえなく倒木。
♪うさぎ追いし かの山 ♪こぶな釣りし この川
うさぎの餌になるものもない。
まして、赤松の下に マツタケを探す場所も消えた。
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