No.24 『仕事も趣味も 手しごとの粋』

今、旬の女性 レストラン&ギャラリー「キャセロール」
山下 多勢子さん
明るく、気さくで、おしゃべりの楽しい女性。
 
22年前サラリーマンだった夫とレストランを開いた。岐阜県各務原市の名鉄鵜沼駅前で「とんきい」と名付けた。オードブルからデザート、ソースまで自家製をモットーに、洋風家庭料理の店として。
 ドゥミグラスソースやベシャメルソースを使った料理が得意で、これが人気料理になった。デザートのプリンは本当においしい。
山下 多勢子さん
 レストラン&ギャラリー「キャセロール」   妻の多勢子さんはパン・ケーキが担当。店のコース料理に使うほかにテイクアウトの分も焼くので、毎日朝から大忙しである。
 妻と夫のコンビも充実していた。
  9年後には駅前の店から現在地の住宅地に移し、新しく「キャセロール」が誕生した。少しスペースも増えたので、ギャラリー(織物、古布、陶器、バッグ)やミニコンサートを開くようになった。この企画も多勢子さんの役目。
 子育ても終わり余裕ができたころから、古布に魅せられ、古い着物からリフォームして洋服によみがえさせることに夢中になった。

山下 多勢子さん相変わらず店は忙しいが、少しの時間にも店内にある小部屋にこもり制作した。おかげで皆さんから「すてき!」と言われるほどに腕があがった。また年に二回ぐらい展示即売もできるようになった。ホールに続くこの小間、今は「布遊び工房」と名づけられて、ここをお目当てのファンも増えて親しまれている。
  お客さまにも恵まれ、コンサートの出演者やギャラリーの出店者などは、次からつぎへと拡がり、「お客さん同士のつながりも増えて楽しいわ」と。
 将来は一日一客のみ限定で、ゆっくりおいしいものを召し上がっていただくような「おもてなしレストラン」をやっていきたいそうです。
 子どもや孫にも恵まれ、平凡だがしあわせな日々。ご夫妻も健康で仲良く、いつまでもおいしい料理を食べさせてください・・。