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「羽黒地域 農地・水・環境を守る会」平成20年7月6日の実践活動

パーマリンク 2008/07/06 10:45:33 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 昨年度から始まった「羽黒地域 農地・水・環境を守る会」の、平成20年度第1回実践活動が平成20年7月6日(日)に行なわれた。

 本日は堀田・鳳町の町内会・子ども会を中心に、総勢70余名が朝8時に集合。
 田んぼ周辺のゴミ拾い、田んぼ・用水路の生きもの調べ・外来種の駆除など。

 田んぼ周辺の生活ゴミは昨年に比べて 格段に少なくなった。
 田んぼ耕作者の日ごろの手間ひまのおかげが大きい。
 近隣住民の犬の散歩、ウオーキング、通学往来にも ゴミは捨てない、ゴミは持ち帰るというみんなの意識が高まってきているからな・・、との声も聞かれる。

 子ども会の親子隊もにぎやかに生きもの探し。
 おたまじゃくし、カエルは多いが、豊年えび、ザリガニ、めだかなど里地になじみの仲間がなかなか見つからない。

 田植え後数週間、除草剤の水田散布がすすんだ直後でもある。
 休耕田のほうが住み心地がいいかも・・。

 土地改良・圃場整備でパイプ灌漑が進んでからは、冬に水があり湿った田んぼの土の中で冬越しする生きものたちには過酷な乾燥土では生き延びられなくなっているようだ。
 なまずやドジョウ、フナたちも下流から遡る手立てがない、パイプの水落とし口の落差がうらめしいことだろう。
 水田に好物の小魚が居ないので、白さぎの数も減った。

 それでも深い用水路には 体長40センチぐらいのナマズが確認されたし、めだかも少ないが見つかった。

 外来種では今年もジャンボタニシの卵がつぎつぎと見つかった。
 昨年よりも上流域まで広がって見つかる。紅色の卵は見つけ次第、水の中へ沈めて窒息させて駆除するが、とても全滅させられないほど広がっている。


  

ナンテンの花

パーマリンク 2008/06/24 02:04:10 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 縁起をかついだわけでもないが、家の庭や周りにナンテンの木があちこちにある。

 毎年梅雨時には、新芽の先からグイグイと 花芽が伸びる。
 ひと雨明けるといっせいに つぼみが膨らむ。

 米粒よりちょっと大きい 白い花が咲く。
 強い白色でハッとする。
 なぜか赤い実が珍重されるほどには注目されない。
 多くは背丈、目線より上に位置に咲くからか。

 散るとき、引き際がまたおもしろい。
 まるで米粒をはらはらと撒くような風情で、ひとつづつ散っていく。

 やがて赤い実が付くまで ひそやかに じっくりと育っていく。

『南天や 米こぼしたる花のはて』【也有】
 

【写真下】写真上と同じ株のナンテンがつけた赤い実。2008.1.23.撮影。

五条川 生きもの調査・・・羽黒小学校 4年生 野外教室

パーマリンク 2008/06/22 10:24:23 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季

 梅雨の晴れ間どき 五条川に かわいい にぎやかな歓声がひびく。

 五条川に 羽黒小学校4年生の 野外学習。
 水辺の生きもの探し(水棲生物)。

 あめんぼう、ヤゴ、カワニナ、・・。
 捕獲生物の生態解説に 担任の先生の声もはずむ。

 近くの歯医者さんへやってきたおじさんも、
「いいなあ、これを眺めさせてもらったら 痛みも引っ込んじゃったよ」。

皇帝ダリア   ・・・・・小弓の庄

パーマリンク 2008/06/09 01:25:54 著者: モリゾー
カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

 「小弓の庄」の玄関先に ことしも皇帝ダリアがすくすくと育ってきた。
 旧加茂郡銀行羽黒支店の建物を移築復元し開館してから9年目。なじみの花になってきた。

 皇帝ダリアは多年草。見上げる高さにのびて、秋には頂上部に大輪の花をつける。
 花はユリかと見間違うほどの形で 薄紫色に高貴な風情。

 町内の花好きな人たちが、羽黒のまちに皇帝ダリアをいっぱい咲かせよう!と呼びかけた。
 毎年花が咲き終えたころ挿し木で花の苗つくりを進められ、知り合いの人、近隣に頒けられた。
 ことしも新しく植えつけるひとが増えている。
 
 あれから10年近く経つ。
 向こう三軒両隣り、家々の庭先や畑の中に咲き競うのが楽しみだ。

 背丈が2、3メートルにまで大きくなるので、畑の脇に二株植えた。
 うちのは今年がまだ2年目だが、育ちのたくましさに驚かされる。


 

 
 

入鹿池 満水。田植え近し。

パーマリンク 2008/06/06 05:32:35 著者: モリゾー
カテゴリ: 五条川の四季

 雨にけむる入鹿池。
 梅雨入りして霊峰尾張富士は遠く、中腹の明治村も霧の中。
 飛騨木曽川国定公園に指定される、風光明媚な入鹿池。

 計画貯水量1681万立方㍍。日本一の人工灌漑溜め池。
 寛永10年(1633年)2月築提工事完成。

 徳川家光三代将軍、成瀬犬山城主二代目正虎公の世。
 それから375年。

 水没集落の移住のご苦労、各地で進む入鹿新田の開発、
 慶応4年の池切れ大洪水、伊勢湾台風時の緊迫、
 流域ほ場の土地改良事業、失っていく田んぼの生きもの、
 農地・水・環境を守る会の活動・・いろいろ思い起こされる。

 取水塔も足元まで満水。
 後ろの山に 明治村の建物たちも雨にかすむ。

 満水時に貯水を調節する余水吐転倒ゲートも全開で放流。
 ゲート扉高さ1㍍で、連日の雨模様に合わせて微調整中か。

 取水塔の水面目盛りは「91」。水深91尺??とも思えたが、
貸しボート・見晴し茶屋のおじさんに「いやいや、海抜表示だよ」と教えてもらった。

 海抜91㍍。湖底の海抜74㍍と聞いたことがあるから、ただいま推定水深17㍍。
 百間堤は水深20㍍まで計画貯水とも聞くから、ことしもたくましく貯水がすすんでいる・・。 なんだか穏やかな気分になる。

 あと数日でいよいよ堰開け。
 入鹿用水の恵みで 田植えがはじまる。
 さあ、いそがしくなるぞ。がんばろう!

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地域HP犬山羽黒「ブログ塾」塾生記。晴耕雨読に暮らす。 野良仕事こそ、cultivate耕やす文化(culture)という。

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