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五条川の両岸は ソメイヨシノのサクラの並木道。
散策していると、
ところどころに 錆びつき古びた立て札が立っている。
「あぶない!(よい子は)ここでは あそばない!」
小さな子が 溺れかかっている図柄。
当時の建設省河川局所轄の全国の河川で、立てさせた「高札」。
(その後 この高札掲出は撤回されたと聞いた気がするが・・)
大げさでなく数十年くらい前に立てたと思われる立て札。
毎年 サクラの葉の毛虫駆除薬剤散布や、
土手の草刈りをしているが、立て札はさび放題。
自分が子どもの頃は、魚とり、水遊びは やり放題で楽しんだ。
いまではフェンス、ガードレールで立ち入り禁止・・。
京都・加茂川、神戸・御影川に劣らない、絶好の親水公園に、
親水の川原・水辺にできるのになぁ・・。
五条川畔に 桑畑がある。
このごろは「お蚕さま」を飼う農家は 絶えて久しい。
五条川沿いの羽黒には 大きな製糸工場があり、
尾張、美濃一円の養蚕農家から繭を集めて盛んであった。
時代が変わり、生産緑地指定を受けた田畑地などに、
その名残りを残す。
絹、生糸相場が採算の合う時期時代には、
遠く恵那、中津川、木曾の養蚕農家が切り枝の買い付けに来る。
通学路脇にあるが、
小学生の子たちには 紫色の実を食べる果物の木に見立てられている。