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庭の片隅に ツツジの株がある。通路の目隠しで 日ごろからたいして手入れもしない。
この時季、つる草がよじ登りうるさいことだが、朝顔のようなつぼみがつく。
日暮れ時 ツツジの背に白いものを何気なく見つけた。
半時後、覗いて見たら なにやら妙な姿に拡がっている。
こりぁ 何だ! 調べたら「カラスウリの花」。
晩秋に朱赤色や黄色の、小粒な卵形の実がびっしりと付く。
どうやらその花で、真夏の日没後 数時間だけの開花。
五つに裂けた花冠は 何を語りかけているのだろうか。
大相撲名古屋場所が近づいてきた。
田んぼ地帯の一角にある工場の寮社宅には、ことしも相撲部屋が宿舎にやってきた。
力士のみなさんが 強まる陽射しを受けながら、元気いっぱいに稽古されている。
のどかな田園、尾張富士ら里の山々に、力士の気合声がひびく。
「羽黒げんき」を旗印に 犬山羽黒地区の地域活性化の一環として、平成20年」7月6日(日)小弓の庄で「星に願いを2008七夕かざり&ミニ・コンサート」が開催された。
羽黒子ども未来園(旧名・羽黒保育園)の園児たちが、星に願いを込めた短冊がずらーり、びっしり飾られた。
その昔、遠く大和の朝廷に矢と弓を献上しつづけた小弓が庄の地だけに、七夕かざりの竹はいくらでもある。
幼な児たちのねがいが、館の庭から玄関先、室内までにぎやかに華やかなこと!
梅雨明けの兆しのような、雷雨もあがって一陣の涼しさを呼ぶころから、ミニ・コンサートがはじまった。
ゲスト出演者は「名古屋フォルクローレ同好会」から奏者5人。
「フォルクローレとは 南米アンデス地方(ペルー、ボリビア)の民俗音楽を指す。
険しい山々に囲まれ、独自の文化を形成し、人々の感情を表わした 哀愁ただよう音楽」(同好会案内しおり)を、今の世の好青年たちが伝え聴かせてくれる・・。
馴染み深い曲♪EL CONDOR PASA コンドルはとんでゆく♪や、♪LOS CHUTILLOS お祭り男たち♪など 次々と演奏される。
日本民謡にも通ずる 5音階調のメロディーは心地よい。
ルーツは同じモンゴル人系のDNAが踊りだすのかな。
昨年度から始まった「羽黒地域 農地・水・環境を守る会」の、平成20年度第1回実践活動が平成20年7月6日(日)に行なわれた。
本日は堀田・鳳町の町内会・子ども会を中心に、総勢70余名が朝8時に集合。
田んぼ周辺のゴミ拾い、田んぼ・用水路の生きもの調べ・外来種の駆除など。
田んぼ周辺の生活ゴミは昨年に比べて 格段に少なくなった。
田んぼ耕作者の日ごろの手間ひまのおかげが大きい。
近隣住民の犬の散歩、ウオーキング、通学往来にも ゴミは捨てない、ゴミは持ち帰るというみんなの意識が高まってきているからな・・、との声も聞かれる。
子ども会の親子隊もにぎやかに生きもの探し。
おたまじゃくし、カエルは多いが、豊年えび、ザリガニ、めだかなど里地になじみの仲間がなかなか見つからない。
田植え後数週間、除草剤の水田散布がすすんだ直後でもある。
休耕田のほうが住み心地がいいかも・・。
土地改良・圃場整備でパイプ灌漑が進んでからは、冬に水があり湿った田んぼの土の中で冬越しする生きものたちには過酷な乾燥土では生き延びられなくなっているようだ。
なまずやドジョウ、フナたちも下流から遡る手立てがない、パイプの水落とし口の落差がうらめしいことだろう。
水田に好物の小魚が居ないので、白さぎの数も減った。
それでも深い用水路には 体長40センチぐらいのナマズが確認されたし、めだかも少ないが見つかった。
外来種では今年もジャンボタニシの卵がつぎつぎと見つかった。
昨年よりも上流域まで広がって見つかる。紅色の卵は見つけ次第、水の中へ沈めて窒息させて駆除するが、とても全滅させられないほど広がっている。
縁起をかついだわけでもないが、家の庭や周りにナンテンの木があちこちにある。
毎年梅雨時には、新芽の先からグイグイと 花芽が伸びる。
ひと雨明けるといっせいに つぼみが膨らむ。
米粒よりちょっと大きい 白い花が咲く。
強い白色でハッとする。
なぜか赤い実が珍重されるほどには注目されない。
多くは背丈、目線より上に位置に咲くからか。
散るとき、引き際がまたおもしろい。
まるで米粒をはらはらと撒くような風情で、ひとつづつ散っていく。
やがて赤い実が付くまで ひそやかに じっくりと育っていく。
『南天や 米こぼしたる花のはて』【也有】
【写真下】写真上と同じ株のナンテンがつけた赤い実。2008.1.23.撮影。