カテゴリ: 畑仕事はカルチャー

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木曽川流域は マグマが熱い(東之宮古墳 Ⅴ)

パーマリンク 2009/01/04 01:02:30 著者: モリゾー
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後世、大和、畿内の○○天皇稜といわれる古墳群に劣らない巨大な古墳。
「東之宮古墳」に祀られる“王”東之宮さん。

 近年木曾三川流域とくくり語られるが、この豊かな地方の民の力、治める“王”の力は、
この国の歴史を動かす原動力(水源)であった。
政治・外交(武力)、経済・社会、生活・文化にわたり、影響力を持ってきた。

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 犬山・各務原から岐阜・大垣の古墳群の王たちと、
後の世の美濃国、尾張国、三河国、伊勢国などが、
日本国の歴史の変革者・推進者であったことを想う。

 大和朝廷・律令国家へ体制固めの壬申の乱(672年)、
 鎌倉幕府・執権政治へ体制固めの承久の乱(1221年)(源頼朝の母は、熱田神宮宮司の娘)、
 足利幕府後期の趨勢を決める信長上洛(1568年)、
 土岐氏・木曾義仲・本能寺の変(1582年)、
 豊臣関白政治へ、小牧長久手の戦い(1584年)、
 徳川幕府(1603年)基礎固めと各国お城つくり町つくりに要る建築用材の供給基地:木曾・筏流しのお目付け役としての成瀬氏犬山城主などなど・・・。

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 あらためて知る・・・:
「東之宮古墳」はどれよりも巨大で、
 その位置取りの、際立つ的確さ!!


※ なお東之宮神社は目下、発掘調査後期で、整備の上 あと数年後 参拝できるようになる見込み。 

弥生後期稲作文化の“王”「東之宮」か(東之宮古墳 Ⅳ)

パーマリンク 2009/01/03 02:06:31 著者: モリゾー
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 犬山城の東の方 丸山白山平の“小山”は、
 実は 「東之宮古墳・東之宮神社」である。
 その古墳の中腹に、初詣でで賑わう成田山名古屋別院。
 さらに東は ラインパーク・モンキーセンター。

 ここの見晴台からは 眼下に広がる濃尾平野を、
 さらに伊勢湾、鈴鹿山脈、北近江・越前につながる山容を一望できる。

 海の幸の伊勢湾を見下ろし、伊勢神宮をも遥拝できる位置。
 広大・肥沃な 濃尾平野、材木・山の幸の 木曽川流域の中心地。
 これより東は蝦夷地と後世呼ばれる地域を後背地に持つ位置。

 郷土歴史家の中には、弥生後期稲作文化の北限中心地であった、とも説明される。
 弥生後期高地性集落の中心地で、豊富な「真水」に恵まれる。

           *******

 後世、大和、畿内の○○天皇稜といわれる古墳群に劣らない巨大な古墳。 

 犬山扇状地(犬山~各務原)には「東之宮古墳」から半径5~10km内だけでも 大小、新旧百数十基以上の古墳群がある。

 300年ごろの「東之宮古墳」、350年ごろの「青塚古墳」、
 400年ごろの「坊の塚古墳」、450年ごろの「妙感寺古墳」が、
 この地方の、大きさの四大古墳。

 紀元250年ごろから650年ごろまで、木曽川中流域:中濃~犬山扇状地~岐阜・大垣から濃尾平野低地部・熱田あたりまで、大小、数百基の古墳群が集中して並ぶ。


 「東之宮古墳」はどれよりも旧く、どれよりも巨大で、その位置取りの的確さが際立つ。

古墳 と「鏡」   (東之宮古墳 Ⅲ)

パーマリンク 2009/01/02 00:50:24 著者: モリゾー
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 犬山城の東の方 丸山白山平の“小山”は、
 実は 「東之宮古墳・東之宮神社」である。
 初詣でで賑わう成田山名古屋別院、子ども連れに人気のラインパーク・モンキーセンターは、古墳の“山”の中腹に広がっている。


 古墳からは、よく鏡が出土する。
 多くは地位の象徴として、古墳ひとつから 鏡がひとつ副葬されている。
 おそらくは4世紀以降に、大和朝廷に認められた証しであるかのように。

 「東之宮古墳」にも その類いもいくつかあるが、
 それよりも旧く、もっと大きな、国内唯一の、神秘的な文様の鏡が在る。

 「東之宮古墳」からは、「三角縁獣鏡」クラス以上の鏡が11面も出土した。
 ひとつの古墳から11面もの鏡が出土するのは 極めて稀有で、奇異ですらある。

 三世紀、この国で これほどの信望、思慕を一身に受けていた、
 空前の巨大な墳墓に祀られた”王”は どんな人物だろう・・。

 “東之宮”、“東宮”さんといえば・・・・。

あけまして おめでとうございます :門松(とれったひろば)

パーマリンク 2009/01/01 00:56:40 著者: モリゾー
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 可児市の「とれったひろば」:JAめぐみの「農産物直販所」。

 歳末は、大変な賑わい・・。
 寄せ植え・鉢物コーナーでは 門松、寄せ植えの祝いものがずらり。

 ここの仕組みとして出品者が「自分で売り値を値付けする」。 
 気取らず、背伸びせず、身近なもので、お正月を迎える心意気があふれて うれしいものばかり。
 制作した出品者の 思い入れが売り値からも読み取れて、これまた愉しい。

 小物・添え物に「こんなものが・・!」とたのしい。
 本日お気に入りは、紅白扇に紅白御幣と「だるまさん」。

市民ミュージカル「東之宮幻想 Ⅱ」   (東之宮古墳Ⅱ) 

パーマリンク 2008/12/31 02:19:50 著者: モリゾー
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 犬山市民ミュージカル「東之宮幻想 Ⅱ」を観た。
 犬山市生涯学習課の肝いりで、昨年につづき 今年はパートⅡ。

 犬山郷土の誇り:東之宮古墳に祀られる王をしのぶ。
 
 はるか いにしえの時代、
 3世紀に 木曽川が濃尾平野に開ける 犬山扇状地に、
 (西日本の要と目される、大和の地の王に対峙し、)
 東日本の要として この地に、
 人々から慕われ 君臨した王を語る、
 ロマンミステリー ミュージカル・・。

 舟運の大動脈:大木曾の流れと、
 西国と東国を結ぶ陸路:東山道が 交差する犬山。

 木曽川は 魚の宝庫としても 人々の糧と 生命線であった、など、
 木曽川とその流域の恵みを あらためて思い起させてくれた・・。

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