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竹馬の友が旅立った。
ひと月後、小学校のクラス会で小旅行に行こうと、
連絡を取り合っているさなかに、
知らせは突然にやってきた。
祭壇から見てくれている面影は、あの陽気でやさしい笑顔で。
せつない。 まだ 信じられない。
人間は
何一つ持たずに生まれてきたように
何一つ持たずにあの世に旅立つ
でも許されるなら
思い出をたくさん携えて逝きたい
それこそが旅立つときの最高の宝物
=旅立つときの宝物=
(家庭教育カウンセラーの吉岡愛和氏の書き物で教えてもらったこの言葉)
友はきっとたくさんの思い出と過ごしてくれるだろう・・。
東名高速道路 上郷サービスエリア。
平日午後、いつもここは利用する車で混み合っている。
このごろ喫煙場所が 思い切り離れたところにある。
いま、喫煙を他所へ閉め出すことに腐心する。
夜間照明もそこそこで不十分。真夏はまるで誘蛾灯。
運転に疲れた心身を癒し、憩う雰囲気ではない。
一脚だけ 3人掛けベンチが用意されていた。
木のベンチ・・と思いきや、擬木。 まだ真新しい。
「このベンチは“廃プラスチック”“廃木材”を原料としたリサイクル製品です。」と、説明文がプラスチック板で貼り付けてある。
「リサイクル製品ですと主張する狙い」はなんだろう?
ならば、このベンチの100年先はどうする?どうなる?
このベンチに成型したようなリサイクルプラスチックを、
大自然界へ悪さしない土に還してやることができることができるのなら、それを誇らしげに告知するのが、筋ではないかな。
さもなければ、ふたたび廃プラスチックとして、最終処理を先送りするつもりです、と宣言しているようなものではないか。
このベンチの材料は嫌われ者のジョーカーです、と誤読されないために。
・・・“うちのラーメン屋は「ラーメン」をつくっているのではない。
ラーメンを食べてもらって、「ありがとう」をつくっているのだ!”
博多一風堂(ラーメン・チェーン店)の河原成美社長が、
創業以来ひたすら従業員に言い続けてきた一徹な志し。
蕎麦屋、うどん屋、洋食屋、食堂、カレー屋、牛丼屋、めし屋、喫茶軽食店、甘味処、とんかつ屋など 並み居る食事屋のなかでも、“ラーメン屋、ラーメン店”は食事処として馴染みが深い。
お店の数も多い。都会、田舎を問わず どこにもある。
開業も多いだろうが、そこそこにやっていける商売なのだろうか。
10年、20年、30年とずーっと続いている“ラーメン屋”となると、少なくなる。
博多一風堂の河原成美創業者社長“語録”は 数多い中で、「ラーメン屋は、ありがとうを つくっている」のだ!とは、いつも新鮮に思い出す。
店がきれいだ。トイレ・厨房が一番きれいかな。
わくわくする声が返ってくる。
いつもと同じラーメンの味だが、いつもおいしいのだ。
自分の体調、気分がどんなときでもおいしいし、気持ちいい店なのだ。(思わず”ありがとう””ごちそうさま”と声を返している・・・。)
お代を払って店を出ると、また来ようと思う店。
そして・・・!こんど彼女を、彼氏を、あの人を連れて来よう!と思うのだナ。
これぞ究極の顧客満足・・・。
「かいづかいぶき」の木。
この地方では、生垣によく植えられている。
植え込んだあと、2、3年間 水やりを欠かさず よく根付かせる。
あとは根元の乾燥がしないように、わらなどを敷いて置く。
成長が早く、強い刈り込みにも耐えるので、生垣の代表樹。
ウイスキー樽の鉢植えで庭にあったもので、
おおきくなったので、地植えに移植したのが10年ちょっと前。
ぐんぐんと大きくなり、2階の大屋根よりも高くなった。
剪定することもなく、放任していた。
樹形は自然体となり、春にはしっかりと若芽を増やす。
ここのおうちのシンボルツリーとなってきた。
去年の暮れ お正月を前に、生垣の剪定をした。
思い切り 切り返しを受けた生垣のアカメカシ。
高木のケヤキが芽吹いて、下を通る人から見上げられるのに、
その真下で、負けじと色づき芽吹くアカメカシ。
春から夏、冬まで、3回以上は刈り揃える、強い芽吹き 生命力。
芽吹きは とにかく紅い。
遠目からでもすぐわかる。
人目をちょっと塞ぎたい、すだれのように重宝な生垣。
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