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犬山城 天守に登る。
久しぶりに登城した気分。
下足番が居なくなった。”行政改革””リストラ?”
履物はポリ袋に入れて各自携行して登れ、と。
片手がふさがって、急な階段の昇り降りが危うくなるのに・・。
室町時代後期1537年(天文6年)に織田信康が築造。
尾張下4郡・上4郡を制圧した清須城の織田一族が、
美濃の国・斉藤氏、土岐氏に対峙する要所とした。
内側も石垣が壁であり、梁・天井は剥き出し。
天井板が即、床板。華麗な装飾は無い。
胴衣・脛当ての武者姿が似合う、戦国の雰囲気。
関ヶ原以降に各地に築城された”名城”とは戦略意図がちがう。
藩主の石高、威光を示す象徴ではない。
天守から四方を見渡すとき、 その絶好の立地に 絶句。
まさに”天下を取る気を起こさせる”戦国の城だ・・。
(西に金華山・斉藤氏、東に土岐氏を一望するベストポイント)
国宝・犬山城。
木曽川の激流に接した断崖絶壁の山城。
海抜80㍍の山上に5㍍の石垣を敷き天守19㍍。
天守に立てば、目線は標高100㍍。
濃尾平野を一望に見通す山城。
名古屋城から伊勢湾、伊勢神宮・神の山々を遠望できる。
西国への道:鈴鹿の山、伊吹山・関が原に囲まれる濃尾平野。
東国への道:中仙道の鵜沼宿、木曾材舟運の筏材木改め所。
入鹿池堤防に立ち、博物館明治村を散策するのも海抜100㍍。
100年前までは 天下を治めるとは標高100㍍だったかも。
「和太鼓と 篠笛」 一人演奏の舞台を楽しんだ。
演奏者は 石牟田 安 さん。
和太鼓演奏といえば、連、団、組を組んでのグループが多い。
演者 石牟田さんも つい先ごろグループから独立した由。
ひとり舞台は やっぱりしんどいなぁ。
半端な覚悟では とても勤まらない。
大太鼓は、人が初めて耳にした音:
母のおなかの中で聞いた、母の心臓の鼓動そのもの。
理屈なし! 充分に 楽しませてもらった。
母の鼓動で生まれ、歳を重ねてたどりついた「この響き」。
仕事場へ向う道。 東海環状自動車道。
ことしも 紅葉の道を期待しながら 走る。
紅葉 まだ まだ。
ことしの冷え込みは メリハリがやわらかいせいか、
色づきが はっきりしない。
自動車産業界の マダラ模様の回復ぶりがここにも・・。
「ハッキリせい!!」
景気も、紅葉も、
もっぱら 安全運転なのかなぁ。
(東海環状自動車道 愛岐トンネル附近)
この国は島国。
狭い国土ながらも、海外との玄関口は いくらでもある。
年間五千万人の観光客を受け入れられる、
数多くの国際線国際空港、外航国際港湾の整備。
そして 聞こえてくる”声”は・・・、
地方空港の整備で、利便を高める。
”新幹線”がメトロ(TOKYO)に通じていなければならない。
高速道路、高規格道路網、鉄道路線網の整備維持。
これらこそが、「この国の国益にかない、非常時にも機能する社会基盤確保にもかなう」と声も高い。
こんな大合唱が、この国では何十年も叫ばれてきた。
土木建設の国づくり。 水と緑の国に コンクリートの人工物。
(鉄筋コンクリートの耐震耐用年数は そう長くはないのに!)
どうも「眼に見えるもの」ばかりが 先行する。
年間五千万人を受け入れる観光立国を、
本気でこの国の柱ビジネスのひとつにするのなら、
相応の国家戦略、体制作りにすぐ着手しなければなるまい。
ところが、日ごろ目にするメヂア・マスコミのニュースは・・
コンクリートものではないとしても、
出入国管理、防疫態勢、治安。
ホテル。通訳のいる観光旅館。・・・
(観光地では 外国語表示がハイカラで カッコイイとか。)
やっぱり、「眼に見えるもの」ばかりが 先行する。
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